新卒で宅建は必要?|入社前・入社後の資格の考え方
柏や千葉県我孫子市の周辺で、不動産会社への就職を考え始めた学生の方へ。業界研究を進めると、多くの人が目にするのが「宅建(宅地建物取引士)」という資格です。求人票や会社説明会で名前を聞くうちに、次のような不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
「宅建を持っていないと、不動産会社の選考で不利になるのでは」
この記事は、1991年に設立し、千葉県我孫子市を拠点に売買・賃貸・賃貸管理・買取り・リノベーションを一社で手がけてきた晃南土地が、新卒の方に向けて「宅建は入社前に必要なのか、入社後に目指せばよいのか」を整理したものです。試験の仕組みや合格率は、試験を実施している機関の公表データをもとに紹介します。
先に会社の新卒募集の内容を確認しておきたい方は、晃南土地の新卒採用ページで募集職種や働き方をご覧ください。
結論:新卒の時点で宅建は「必須ではないが、早めに向き合うと強みになる」
先に結論をお伝えします。新卒で不動産会社に入る時点で、宅建を持っていることを応募の条件にしていない会社もあります。晃南土地の新卒募集でも、宅建は応募の必須条件ではありません(2026年9月時点の新卒採用ページで確認)。
一方で、宅建は不動産の仕事と切り離せない資格です。法律で、不動産会社の事務所には一定の割合で宅建士を置くことが定められており、契約前の重要事項の説明など、宅建士でなければできない業務もあります。そのため、入社後のどこかの時点で宅建の取得を目指すことになる会社は少なくありません。
つまり、新卒の方にとって大切なのは「今、持っているかどうか」よりも、「いつ、どう向き合うか」です。学生のうちに挑戦するのも一つの選択ですし、入社してから実務と並行して学ぶのも一つの選択です。どちらが合うかは、学業や就職活動の状況、その会社の育成の考え方によって変わります。
以下では、宅建という資格の仕組み、不動産会社で求められる理由、試験の基本データ、学生のうちに取る場合と入社後に目指す場合の違いを順に整理します。
そもそも宅建とは:試験に受かることと「宅建士」になることは別
宅建とは、「宅地建物取引士」という国家資格の通称です。まず押さえておきたいのは、試験に合格しただけでは、まだ宅建士として仕事ができるわけではない、という点です。
宅建士として業務を行うまでには、おおまかに次の3つの段階があります。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1 試験に合格する | 宅地建物取引士資格試験(毎年10月に実施)に合格する |
| 2 資格の登録をする | 試験を受けた都道府県の知事に登録を申請する |
| 3 宅建士証の交付を受ける | 宅地建物取引士証の交付を受けて、宅建士としての業務ができるようになる |
2の登録には条件があります。宅地建物取引業法では、登録の条件として、宅地建物取引業の実務経験が2年以上あること、またはそれと同等以上の能力があると国土交通大臣が認めた人であることが定められています。実務経験が2年に満たない場合は、国土交通大臣の登録を受けた機関が行う講習(登録実務講習)を修了する方法があります。
学生のうちに試験に合格した場合、多くは実務経験がないため、登録実務講習を受けるか、入社して実務経験を積んでから登録するかのどちらかになります。「合格=すぐに宅建士」ではないことを知っておくと、就職活動で資格をどう伝えるかも考えやすくなります。
不動産会社にとって宅建士が欠かせない理由
宅建が不動産業界で特別な存在なのは、法律上の役割がはっきり決められているからです。宅地建物取引業法では、主に次のようなことが定められています。
事務所ごとに一定数の宅建士を置く決まり
不動産会社(宅地建物取引業者)は、事務所ごとに、業務に従事する人の5人に1人以上の割合で、専任の宅建士を置くことが定められています。たとえば1つの店舗で10人が働いていれば、専任の宅建士が2人以上必要になる計算です。新しい店舗を出すときも、この人数をそろえることが前提になります。
宅建士でなければできない業務
不動産の売買や賃貸の契約を結ぶ前には、物件や取引条件について大切なことをまとめた「重要事項」を、宅建士が宅建士証を示したうえで説明することになっています。また、重要事項を記した書面や、契約が成立したときに交付する書面には、宅建士の記名が必要です。
こうした業務は、宅建士の資格がなければ担当できません。お客様の住まいや資産に関わる大切な場面を、責任を持って任されるための資格だと考えると分かりやすいかもしれません。
現場で見える宅建士の存在感
賃貸の部屋探しでも、家の売買でも、契約の前には重要事項の説明があります。入社して先輩の仕事に同行すると、宅建士がお客様に説明する場面を間近で見ることになります。宅建の勉強で学ぶ内容が、実際の説明や書類とどうつながるのかを知ると、資格の意味が一段と具体的に感じられるはずです。
宅建試験の基本:受験資格・形式・最新の合格率
ここからは、試験の仕組みを具体的に見ていきます。宅建試験は、一般財団法人 不動産適正取引推進機構が実施しています。
誰でも受けられる試験
宅建試験には、年齢や学歴による受験資格の制限がありません。日本国内に住んでいれば誰でも受験できるため、大学生や専門学校生、高校生が受けることもできます。
試験の形式と日程
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題形式 | 50問・四肢択一式の筆記試験 |
| 試験時間 | 2時間(13時〜15時) |
| 実施時期 | 毎年10月の第3日曜日 |
| 令和8年度の試験日 | 2026年10月18日(日) |
| 令和8年度の合格発表 | 2026年11月25日(水) |
| 受験手数料 | 8,200円 |
出題範囲は、土地や建物に関すること、権利や契約に関する法令、法令上の制限、税、宅地建物取引業法などにわたります。この記事を公開した9月下旬は、ちょうど10月の本試験に向けた直前期にあたります。来年以降の受験を考えている方は、毎年7月ごろに受験の申込期間があることを覚えておくとよいでしょう。
最近5回の合格率と合格基準点
| 実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 245,462人 | 45,821人 | 18.7% | 50問中33点 |
| 令和6年度 | 241,436人 | 44,992人 | 18.6% | 50問中37点 |
| 令和5年度 | 233,276人 | 40,025人 | 17.2% | 50問中36点 |
| 令和4年度 | 226,048人 | 38,525人 | 17.0% | 50問中36点 |
| 令和3年度(10月試験) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% | 50問中34点 |
※不動産適正取引推進機構「試験実施概況(令和7年度以前10年間)」より。
毎年20万人を超える人が受験し、合格率はおおむね17〜19%で推移しています。合格基準点は年度によって変わるため、「何点取れば合格」と決め打ちせず、例年の水準を目安にしながら得点を積み上げていく勉強が求められます。
学生のうちに宅建を取るメリット
在学中に宅建に挑戦することには、いくつかのメリットがあります。
不動産業界への関心を具体的に示せる
就職活動では、志望動機をどれだけ具体的に語れるかが問われます。宅建の勉強をしていると、契約の流れや法律上のルールを知ったうえで業界を見ることになるため、「なぜ不動産なのか」を自分の言葉で説明しやすくなります。合格していなくても、勉強を通じて興味を持った分野を話せることは、業界研究の深さを伝える材料になります。
入社後の時間に余裕が生まれる
社会人になると、仕事を覚えることに多くの時間を使います。学生のうちに試験に合格しておけば、入社後は実務に集中しやすくなります。登録に必要な実務経験や講習は後から満たすことになりますが、「試験勉強」という大きな山を先に越えておける点は、本人にとって心の余裕につながります。
学んだ知識が生活にも役立つ
宅建で学ぶ内容は、賃貸住宅の契約、住宅の売買、相続など、仕事に就かなくても暮らしの中で関わる場面が多い分野です。一人暮らしの部屋を借りるときの契約書の読み方が変わるなど、学生生活の中でも知識が生きる場面があります。
学生のうちに宅建を目指すときの注意点
メリットがある一方で、無理をしすぎないことも大切です。
就職活動・卒業研究との両立
宅建試験は毎年10月に行われます。大学3年生の10月に受けるなら、夏のインターンシップの時期と勉強の追い込みが重なります。大学4年生の10月に受けるなら、卒業研究や内定後の準備と重なることがあります。自分の予定を先に書き出し、どの年に挑戦するかを決めておくと、途中で息切れしにくくなります。
「持っていない=不利」とは限らない
冒頭でお伝えしたように、宅建を応募の条件にしていない会社もあります。新卒の選考では、資格そのものよりも、人柄、コミュニケーションの取り方、仕事への向き合い方を見たいという会社もあります。宅建の勉強で手いっぱいになり、企業研究や自己分析が手薄になってしまっては本末転倒です。
合格しても登録には条件がある
前述のとおり、試験に合格してもすぐに宅建士として働けるわけではありません。「内定先で合格を伝えれば、すぐに宅建士として扱ってもらえる」と考えていると、入社後にギャップを感じるかもしれません。合格後に登録実務講習を受けるのか、入社後の実務経験で登録するのかは、内定先の会社と相談しながら決めていくとよいでしょう。
入社後に宅建を目指すという選び方
一方で、「学生のうちは学業や就職活動を優先し、入社後に宅建を目指す」という選び方もあります。
実務と並行して学ぶと理解しやすい
宅建の試験範囲には、契約の流れや重要事項の説明など、仕事で毎日のように触れる内容が含まれています。先輩が重要事項を説明する場面に同席したり、契約書を準備したりする経験があると、テキストの文章がどの場面の話なのかを想像しやすくなります。学生のうちは覚えにくかった用語も、実務で何度も目にすることで定着していきます。
不動産会社で働く人が使える「登録講習」
不動産会社で働いている人は、国土交通大臣の登録を受けた機関が行う「登録講習」を受けられます。この講習を修了し、修了試験に合格すると、その後3年以内に受ける宅建試験で、50問のうち5問が免除されます(出題は45問、試験時間は1時間50分)。
登録講習は、宅地建物取引業に従事していることを示す従業者証明書を持つ人が対象で、学生は受講できません。入社後に宅建を目指す人ならではの選択肢として知っておくとよいでしょう。講習の申込から修了まで2カ月以上かかるため、受験する年の早い時期に計画しておく必要があります。
会社の支援を使いながら学べる
入社後に宅建を目指す場合、会社によっては資格手当や受験を後押しする制度が用意されています。どのような支援があるかは会社ごとに違うため、会社説明会や面談の場で確認しておくと、入社後のイメージが具体的になります。
入社前と入社後、どちらで取るかを比べる
学生のうちに取る場合と、入社後に目指す場合の違いを、表にまとめます。
| 比べる点 | 学生のうちに取る | 入社後に目指す |
|---|---|---|
| 勉強に使える時間 | まとまった時間を取りやすい | 仕事と並行するため計画が必要 |
| 内容の理解 | 用語が抽象的に感じやすい | 実務の場面と結びつけて覚えやすい |
| 登録講習(5問免除) | 受講できない | 不動産会社で働いていれば受講できる |
| 就職活動での使い方 | 業界への関心を具体的に示しやすい | 面接で「入社後に取りたい」と意欲を伝えられる |
| 気をつけたい点 | 就職活動・卒業研究との両立 | 仕事を覚える時期との両立 |
どちらにも良さがあります。大切なのは、「今の自分にとって、どの時期に挑戦するのが現実的か」を考えて選ぶことです。学生のうちに勉強を始め、試験は入社後に受けるという組み合わせも考えられます。
仕事の種類によって、宅建との関わり方は変わる
「不動産会社に入るなら全員が同じように宅建を使う」と思われがちですが、実際には担当する仕事によって関わり方が変わります。晃南土地の採用サイトでは、売買・賃貸・リノベーション・バックオフィス・不動産管理の部門を紹介しています。それぞれの仕事と宅建の関わり方を、一般的な傾向として整理します。
売買の仕事
土地や戸建て、マンションの売買を仲介する仕事です。住宅ローンを含む資金計画、物件の調査、契約、引き渡しまで、宅建の試験範囲と重なる知識を使う場面が比較的多い仕事です。売買の契約は金額が大きく、確認する項目も多いため、宅建の知識が提案の説得力に直結しやすい仕事だといえます。
賃貸の仕事
部屋を探しているお客様に物件を紹介し、案内から契約までをサポートする仕事です。新卒で入社して、まず賃貸の仕事から始める人もいます。賃貸の契約でも重要事項の説明があるため、先輩の説明を聞きながら宅建の知識を実務と結びつけやすい環境です。
リノベーションの仕事
中古の住まいを暮らしに合わせてつくり変える提案をする仕事です。建物の構造や法令上の制限など、宅建で学ぶ内容が物件選びの判断に関わる場面があります。住まいを「買う」「直す」の両方の視点で考える力が求められます。
バックオフィス・不動産管理の仕事
契約書の作成や物件情報の管理、オーナー様からお預かりした物件の管理などを担う仕事です。営業のように直接お客様へ重要事項を説明する機会は少ないこともありますが、書類の中身や契約のルールを理解していると、仕事の正確さとスピードが上がります。
どの部門でも、宅建の知識は仕事の土台になります。入社前に「自分はどの仕事に興味があるか」を考えておくと、宅建の勉強で力を入れたい分野も見えてきます。
晃南土地の資格支援と育成の考え方
ここで、晃南土地の場合を紹介します。晃南土地の採用サイトの福利厚生では、次のような制度を掲げています。
- 宅地建物取引士資格手当
- 資格取得奨励金
- 毎月の研修(外部研修を部署・役職別に実施)
- 入社後の研修や社内の勉強会
資格手当や奨励金の具体的な金額は、募集の時期や条件によって変わることがあるため、詳しくは求人ページや面談でご確認ください。
育成の考え方については、『【晃南土地で働く】未経験からどう育つ?|個性を磨く教育とキャリアの描き方』で紹介しています。この記事では、1年目でデビュー、2年目で宅建の取得、4年目でリーダー・店長を目指すという成長の目安や、知識や技術の前に人としての在り方を大切にする教育の考え方をまとめています。
つまり、晃南土地では「入社時点で宅建を持っていること」よりも、「入社後、実務を覚えながら宅建の取得に向かっていくこと」を前提に育成を考えています。在学中に合格していれば、その分だけ早く次のステップに進むことができますし、持っていなくても入社後に目指せる環境を整えています。
資格より先に大切にしたい力
宅建は大切な資格ですが、不動産の仕事は資格だけで成り立つわけではありません。新卒の方に早い段階から意識してほしい力を挙げます。
お客様の話を聞く力
住まい探しや家の売却は、お客様の人生の節目に関わる相談です。条件を聞き取るだけでなく、「なぜその条件なのか」「本当に困っていることは何か」を丁寧に聞く姿勢が、提案の質を左右します。
地域を知ろうとする力
同じ柏市でも、駅や地域によって街の雰囲気や暮らし方は変わります。千葉県我孫子市も、手賀沼の周辺と駅前では住む人の求めるものが違います。地元の街を歩いたり、店や施設の変化に気づいたりする習慣は、不動産の仕事で大きな力になります。
段取りを組む力
一つの契約には、物件の確認、書類の準備、お客様との日程調整など、多くの作業が関わります。宅建の知識があっても、段取りが整わなければお客様を待たせてしまいます。学生生活でのアルバイトやサークル活動の中にも、段取りを鍛える場面はたくさんあります。
「宅建の勉強をしなきゃ」と焦る前に、こうした力を学生生活の中で意識してみることも、立派な就職準備です。
就職活動で宅建をどう伝えるか
宅建の勉強状況は、就職活動で上手に伝えることで、志望度の高さを示す材料になります。状況別に、伝え方の考え方を整理します。
すでに合格している場合
合格した事実に加えて、「なぜ受けようと思ったのか」「勉強の中で特に興味を持った分野は何か」を話せるようにしておくと、面接官に人柄が伝わりやすくなります。合格後の登録をどう考えているかも、聞かれたときに答えられるようにしておくと安心です。
勉強中・受験予定の場合
「現在勉強中で、今年10月に受験する予定です」のように、状況をそのまま伝えて構いません。結果よりも、自分で目標を決めて取り組んでいる姿勢が伝わります。
まだ手をつけていない場合
無理に勉強中だと言わなくて構いません。「入社後、実務を覚えながら宅建の取得を目指したい」と、入社後の意欲として伝える方法があります。その際、応募先の会社の資格支援や育成の目安を調べたうえで話せると、企業研究の深さも伝わります。
現場を見てから考えるのも一つの方法
宅建がどの場面で必要になるのかを実感するには、実際の仕事を見るのが近道です。晃南土地では、賃貸営業の仕事を体験できる1日職場体験を行っています。オーナー様訪問や他社訪問、店頭対応、オフィスワークなどを見ることができ、1日1〜3名の完全予約制です。実施日や申込方法は、晃南土地の1日職場体験・インターンシップのページでご確認ください。
「いきなり選考に進むのは不安だけれど、宅建のことも含めて話を聞いてみたい」という方は、晃南土地のカジュアル面談に申し込むから、気軽にお声がけください。選考とは別に、仕事や資格の考え方についてお話しできます。
学年別:宅建との向き合い方の目安
最後に、学年ごとの向き合い方の目安をまとめます。あくまで一つの例として、自分の予定に合わせて調整してください。
大学1・2年生
時間に比較的余裕がある時期です。不動産業界に興味があれば、宅建のテキストを一冊読んでみるだけでも、業界の全体像がつかめます。受験に挑戦するなら、まとまった時間を取りやすい夏休みを勉強期間にあてる計画が立てやすい時期です。
大学3年生
インターンシップや業界研究が本格化する時期です。宅建の勉強と職場体験を並行させると、テキストの内容と実際の仕事が結びつきやすくなります。10月の試験を受けるなら、夏のインターンシップとの予定の重なりを早めに確認しておきましょう。
大学4年生・内定後
就職活動が落ち着いたら、入社前に試験に挑戦する人もいます。内定先の会社が宅建の取得時期をどう考えているかを聞き、入社前に受けるか、入社後の登録講習を使って受けるかを決めるとよいでしょう。
専門学校生・短大生
在学期間が短い分、学年ごとの予定が詰まりやすくなります。無理に在学中の合格を目指すより、入社後の支援を使う前提で、基礎的な用語に慣れておくといった準備の仕方もあります。
よくある質問
宅建を持っていないと、不動産会社の新卒選考に落ちますか。
宅建を持っていないことだけで不合格になるとは限りません。新卒の募集で宅建を応募の必須条件にしていない会社もあり、晃南土地の新卒募集でも必須条件ではありません。資格よりも人柄や仕事への向き合い方を重視する会社もあるため、応募先の募集要項を確認し、分からない点は説明会や面談で聞いてみることをおすすめします。
学生が宅建に合格したら、すぐに宅建士として働けますか。
試験に合格しただけでは、宅建士として業務を行うことはできません。都道府県知事への登録と宅建士証の交付が必要で、登録には2年以上の実務経験か、登録実務講習の修了などの条件があります。学生のうちに合格した場合は、入社後の実務経験で登録するか、登録実務講習を受けるかを検討することになります。
宅建試験はどのくらい難しいですか。
不動産適正取引推進機構の公表データでは、令和7年度の合格率は18.7%、合格基準点は50問中33点でした。直近5回の合格率はおおむね17〜19%で推移しています。毎年20万人を超える人が受験する試験で、法律に初めて触れる人にとっては、計画的な勉強が求められる試験だと考えられます。
入社してから宅建を取る人もいますか。
入社後に実務と並行して宅建を目指す人もいます。不動産会社で働いている人は、登録講習を修了すると、その後3年以内の宅建試験で5問が免除される制度を使えます。晃南土地でも、2年目で宅建の取得を目指すことを成長の目安の一つとしており、資格手当や資格取得奨励金などの制度を設けています。
宅建以外に、学生のうちに取っておくとよい資格はありますか。
晃南土地の新卒募集では、普通自動車運転免許と基本的なパソコン操作(オフィスソフト・メール・インターネットなど)を必須の要件としています。不動産の仕事では、物件の案内などで車を使う場面が考えられます。応募を考えている方は、運転免許の取得時期を早めに計画しておくと安心です。そのほかの資格は、入社後の仕事の中で必要に応じて検討していく形でも間に合うケースがあります。
まとめ
新卒で不動産会社に入る時点で、宅建は応募の必須条件ではない会社もあります。一方で、宅建は法律で役割が決められた、不動産の仕事と切り離せない資格です。新卒の方にとって大切なのは、「今、持っているかどうか」よりも「いつ、どう向き合うか」を自分で決めることです。
学生のうちに挑戦すれば、就職活動で関心の深さを示しやすく、入社後の時間にも余裕が生まれます。入社後に目指せば、実務と結びつけて理解しやすく、登録講習による5問免除も使えます。どちらを選ぶにしても、宅建の勉強と並行して、お客様の話を聞く力や地域を知ろうとする力を育てていくことが、不動産の仕事で長く活躍する土台になります。
晃南土地は、千葉県我孫子市を拠点に、柏・我孫子の街で住まいに関わる仕事を続けてきました。柏での新しい店舗を2026年内にオープンする予定で、一緒に働く仲間を募集しています。
ここまで読んで「宅建のことも含めて、実際の働き方をもう少し知りたい」と感じた方は、次のいずれかからお進みください。
まずは会社の雰囲気を知りたい方は、晃南土地の採用サイトを見るからどうぞ。
いきなり応募するのはハードルが高いという方は、晃南土地のカジュアル面談に申し込むから、選考とは別にお話しできます。
新卒の募集職種や働き方を確かめたい方は、晃南土地の新卒採用ページを見るをご覧ください。
企画構成・文/晃南土地 編集部
千葉県我孫子市を拠点に、1991年から地域の不動産に携わる晃南土地株式会社の編集部です。売買・賃貸・賃貸管理・買取り・リノベーションを一社で手がける立場から、柏・我孫子エリアの住まいと不動産の情報を、分かりやすくお届けします。