【子育て卒業】子どもが巣立った後の「広すぎる家」をどうする?我孫子の実家整理・成功の判断基準

1.「最近どうですか?」から始まる、人生の新章

ある日の午後、玄関先でお客様とこんな会話をしました。

「息子が就職で東京に出てしまって、家が急に静かになっちゃいましてね。二階の6畳間、もう半年以上足を踏み入れていないんですよ」

その方は苦笑いを浮かべながら、玄関の靴の数が減ったことを気にされていました。以前は4人家族分の靴で溢れかえっていた玄関が、今では夫婦二人分だけ。4LDKの家が急に「広すぎる」と感じるようになったのは、決して珍しいことではありません。

私たち晃南土地株式会社は、千葉県我孫子市でお客様の不動産に関するお悩みに寄り添って30年以上になります。この街で暮らす多くのご家庭が迎える「子育て卒業」の瞬間。それは同時に、住まいとの向き合い方を見直す大切なタイミングでもあります。

お子さんが巣立った後の家について、「なんとなく広すぎる気がする」「掃除が大変になった」「光熱費が気になる」といった漠然とした違和感を抱えている方は多いものです。でも、その違和感こそが、家との新しい関係を築くためのサインなのかもしれません。

今回は、我孫子市で暮らす皆様が直面する「広すぎる家」問題について、地域密着の不動産会社として、数字に基づいた現実的な情報をお伝えしたいと思います。決して「売却ありき」の話ではありません。まずは現状を正確に把握していただき、10年後、20年後を見据えた最善の選択をしていただくための材料を揃えていきましょう。

2.「なんとなく」から「具体的な数字」へ

お客様の声から見える共通パターン

我孫子市内でお住まいの60代前半のご夫婦からよくお聞きする話があります。

「最初は『子どもが帰ってくるかもしれないから』と部屋をそのままにしていたんです。でも気づいたら3年。息子の部屋は物置と化して、娘の部屋は年に2回帰省する時だけ使う状態。夫婦二人で1階のリビングと寝室しか使わなくなって、二階は電気代の無駄遣いをしているような気がして…」

こうしたお話を伺うたびに、私たちは「その感覚、とても自然なことですよ」とお答えします。子育て期に最適だった間取りが、ライフステージの変化とともに「最適解」ではなくなる。これは当然の変化です。

我孫子市の住宅事情:データで見る現実

まず、我孫子市の一般的な戸建て住宅の現状を数字で整理してみましょう。

築年数別の分布(2026年1月時点)

  • 築20~30年:全体の約32%
  • 築30~40年:全体の約28%
  • 築40年以上:全体の約21%

つまり、我孫子市の戸建て住宅の約8割が築20年を超えており、多くのご家庭が「子育て期に建てた家を、どう活用していくか」という課題に直面しているのです。

間取り別の利用実態
私たちが過去3年間に実施した住まいの相談会で得たデータによると、子どもが独立したご家庭の約75%が「4LDK以上の家で、実際に使用している部屋は3部屋以下」という状況でした。

3.持ち続けるコスト:冷静に数字と向き合う

固定資産税の現実

感情論を一旦脇に置いて、まず冷静に数字と向き合ってみましょう。

我孫子市の戸建て住宅(敷地35~45坪、建物25~30坪)の場合、年間の固定資産税は以下のような水準です。

一般的な4LDK戸建ての場合(築25~35年想定)

  • 土地:年間約8万~15万円
  • 建物:年間約5万~12万円
  • 合計:年間約13万~27万円

立地や建物の状況によって幅がありますが、平均的には年間約20万円前後。10年間で約200万円、20年間では約400万円の支出となります。

「思い出のある家だから」「いつか子どもが戻ってくるかもしれないから」という思いはとても大切です。でも同時に、その思いを大切にするためのコストが年間20万円かかっているという事実も、知っておいていただきたいのです。

維持修繕費:見落としがちな大きな出費

築30年を超えた住宅では、今後20~30年の間に以下のような修繕が必要になってきます。

主要な修繕項目と費用(我孫子市内の実例より)

屋根関係

  • スレート屋根の塗装:約80万~120万円(10~15年周期)
  • 雨樋交換:約30万~50万円(20~25年周期)
  • 屋根材全面交換:約150万~300万円(30~40年周期)

外壁関係

  • 外壁塗装:約100万~150万円(10~15年周期)
  • コーキング工事:約30万~50万円(8~12年周期)
  • サイディング張り替え:約200万~400万円(25~35年周期)

設備関係

  • 給湯器交換:約20万~40万円(10~15年周期)
  • システムキッチン交換:約80万~200万円(20~25年周期)
  • ユニットバス交換:約100万~150万円(20~25年周期)
  • 内装リフォーム:約50万~150万円(15~20年周期)

これらを合計すると、築30年の家を今後30年間維持していく場合、約500万~1,000万円程度の修繕費用が必要になる計算です。

光熱費の隠れたコスト

子育て期には気にならなかった光熱費も、使用する部屋が減った今、「もったいない」と感じることが多くなります。

我孫子市の4LDK住宅(築25年想定)の場合:

  • 夏季エアコン代(全室使用時):月額約25,000円
  • 実際の使用(2~3部屋のみ):月額約12,000円
  • 年間差額:約15万円

「使わない部屋の冷暖房を止めているから節約している」と思われがちですが、家全体の断熱効率や設備の老朽化により、実際には思ったほど節約効果が出ていないケースも多いのです。

4.なぜ「今」相談することが重要なのか

建物の「鮮度」という大切な概念

不動産の世界には「建物の鮮度」という概念があります。人が住まなくなった家は、想像以上に早いスピードで劣化が進みます。

住居中と空き家の劣化速度比較

  • 住居中:年間劣化率約1~2%
  • 空き家状態:年間劣化率約3~5%

つまり、「いつか売ろうかな」と漠然と考えているうちに空き家状態が続くと、建物の価値は急速に下がってしまうのです。

住んでいる「今」だからこそ、以下のメンテナンスが日常的に行われています:

  • 毎日の換気による湿度コントロール
  • 水道設備の定期的な使用による配管の健全性維持
  • 電気設備の稼働による劣化防止
  • 人の目による小さな不具合の早期発見

2026年の我孫子市場動向

我孫子市の不動産市場について、地域密着の私たちだからこそお伝えできる「生の情報」があります。

駅周辺エリアの状況

  • 我孫子駅徒歩15分圏内:需要は依然として堅調
  • 天王台駅・東我孫子駅周辺:ファミリー層の引き合いが多い
  • 湖北・新木地区:価格帯によっては競争が激化

郊外エリアの変化
一方で、駅から離れた郊外エリアでは、明らかに需給バランスが変化しています。2020年頃から、同じような築年数・間取りの物件が市場に多く出るようになり、「売りたい時にすぐ売れる」状況ではなくなってきています。

これは全国的な傾向でもあり、今後さらに顕著になると予想されます。だからこそ、「いつか売るかもしれない」と思われている方は、市場動向を注視しながら適切なタイミングを見極めることが重要なのです。

選択肢を整理する「健康診断」のすすめ

私たち晃南土地がお客様にお勧めしているのは、「今すぐ売却」ではありません。まずは「住まいの健康診断」を行い、選択肢を整理することから始めませんか?

住まいの健康診断で分かること

  1. 現在の建物・土地の市場価値
  2. 今後10年間の維持費用シミュレーション
  3. 売却した場合の手取り金額
  4. 住み替えを検討する場合の選択肢
  5. リフォームして住み続ける場合の費用対効果

この診断結果をもとに、以下の選択肢を冷静に比較検討していただけます:

選択肢①:そのまま住み続ける

  • メリット:住み慣れた環境、思い出を保持
  • コスト:年間維持費約30万円 + 修繕費積立
  • 適合条件:経済的余裕があり、家への愛着が強い場合

選択肢②:リフォームして住みやすくする

  • メリット:現在のライフスタイルに最適化
  • コスト:リフォーム費用200万~500万円 + 年間維持費
  • 適合条件:長期居住予定で、間取り変更に抵抗がない場合

選択肢③:売却して住み替える

  • メリット:維持費ゼロ、新しい住環境
  • 効果:売却代金で新しい住まいの資金確保
  • 適合条件:住環境を変えることに前向きな場合

選択肢④:賃貸に出して家賃収入を得る

  • メリット:不動産を保持しながら収入確保
  • リスク:入居者管理、修繕責任
  • 適合条件:投資としての不動産運用に理解がある場合

[ 今の状況を一緒に整理してみませんか ] 🏠「まだ検討段階だけど、話だけ聞いてみたい」という方のために、対話の場を用意しています。フォームが開きますので、そこからお送りください。

[ 自分の状況を整理するための相談を予約する ] 💡「まだ検討段階」と添えていただければ、営業ではなく状況整理のサポートとして対応いたします。カレンダーが開きます。ご都合の良い日をお知らせください。

[ 晃南土地の「考え方」をもっと知る ] 👨‍💼弊社代表の中澤洋一によるコメントをご覧いただけます。


5.地域の専門家として、本当にお伝えしたいこと

30年以上この我孫子の街で不動産に携わってきた私たちだからこそ、皆様にお伝えしたいことがあります。

住まいの問題に「正解」はありません。ご家庭それぞれの価値観、経済状況、将来設計によって、最適解は変わります。私たちの役割は、「売却を勧める」ことではなく、「判断材料を揃える」ことです。

数字は嘘をつきません。年間20万円の固定資産税、今後30年で500万円~1,000万円の修繕費、これらは感情とは別の「動かせない事実」です。でも同時に、「住み慣れた家で過ごす安心感」「ご近所との長年の関係」「お子さんやお孫さんが帰ってくる場所として残しておきたい」という気持ちも、同じように大切な「事実」です。

私たちがお手伝いできるのは、これらの「事実」を整理し、10年後、20年後を見据えた時に「あの時の判断で良かった」と思えるような選択をしていただくことです。

6.まとめ:「最近どうですか?」への答え方

冒頭でご紹介した玄関先での会話。その後、そのお客様とじっくりお話しする機会をいただきました。

結果として、そのご家庭は売却を選択されました。理由は「数字を見て、子どもたちに負担をかけたくないと思った」から。売却代金の一部で駅に近いマンションを購入され、残りは老後資金として確保されました。

でも別のお客様は、同じような状況でも「住み続ける」選択をされました。「多少お金はかかっても、この庭で過ごす時間が何より大切」という理由でした。そのご家庭には、効率的なリフォームプランをご提案し、年間維持費を少しでも抑える方法をお手伝いしています。

どちらも「正解」です。大切なのは、感情論だけでなく、具体的な数字に基づいて判断していただくこと。そして、その判断を私たち地域の専門家がしっかりとサポートすることです。

もし今、「家が広すぎる」「維持費が気になる」「将来どうしようかな」という漠然とした不安をお持ちでしたら、ぜひ一度、私たち晃南土地にご相談ください。「売る・売らない」は最後に決めればいい。まずは現状を正確に把握して、選択肢を整理するところから始めましょう。

我孫子の街と、ここで暮らす皆様を心から愛している私たちが、お客様の人生の大切な決断を、数字に基づいた確かな情報でサポートいたします。

「最近どうですか?」への答えが「おかげさまで、将来への不安が整理できました」になるよう、私たちは今日も皆様のお役に立ちたいと思っています。

7. 売却を決断された場合の実践的なステップ

「思い立ったが吉日」ではない、戦略的なタイミング

前半で住まいの健康診断を行い、売却という選択肢を選ばれた場合、次に重要になるのは「いつ売るか」のタイミングです。

我孫子市の不動産市場には、明確な季節性があります。過去5年間のデータを分析すると、以下の傾向が見えてきます。

我孫子市の不動産売買活動時期別データ(2021-2025年平均)

  • 2~4月:年間取引の約35%(転勤・入学シーズン)
  • 5~7月:年間取引の約20%(GW明けの落ち着いた検討期間)
  • 8~10月:年間取引の約25%(秋の住み替えシーズン)
  • 11~1月:年間取引の約20%(年末年始の影響で活動鈍化)

ただし、「良い時期まで待つ」ことが必ずしも正解ではありません。建物の劣化は待ってくれませんし、市場環境も常に変化しています。

私たちがお勧めする準備期間
売却を決断されてから実際に市場に出すまで、約2~3ヶ月の準備期間を設けることをお勧めしています。

  1. 現地調査・査定(2週間)
  2. 必要な修繕・清掃(4~6週間)
  3. 販売戦略の策定(1週間)
  4. 販売活動開始

「ありのまま」vs「手を加える」の判断基準

お客様からよく「このまま売った方がいいのか、リフォームしてから売った方がいいのか」というご質問をいただきます。

我孫子市内での実績をもとに、明確な判断基準をお示しします。

そのまま売却がお勧めのケース

  • 築35年以上で大規模修繕が必要な場合
  • 間取りが現在の需要と大きく異なる場合(和室中心など)
  • 立地が良く、土地の価値が建物を上回る場合

最小限の手入れで売却がお勧めのケース

  • 築20~30年で構造に問題がない場合
  • 水回りの設備が10年以内に交換済みの場合
  • 内装の汚れ・傷が軽微な場合

具体的な手入れ内容と費用対効果

手入れ内容費用売却価格への影響ROI
ハウスクリーニング5~8万円+20~30万円約300%
畳表替え(6畳×2室)8~12万円+15~25万円約150%
壁紙張り替え(リビング)15~25万円+30~50万円約150%
キッチン交換80~150万円+50~100万円約70%
ユニットバス交換100~150万円+80~120万円約80%

この表からも分かるように、大掛かりなリフォームよりも、清潔感を重視した軽微な手入れの方が費用対効果は高くなります。

査定価格の見方:「高い査定」に隠れた落とし穴

複数の不動産会社に査定を依頼されると、会社によって数百万円の差が出ることがあります。この時、「一番高い査定を出した会社にお願いしよう」と考えるのは自然な心理ですが、ここには大きな落とし穴があります。

適正査定の見分け方
私たちが査定書をお出しする際は、以下の情報を必ず含めています。

  1. 直近6ヶ月の近隣成約事例(最低3件)
  2. 現在売り出し中の競合物件との比較
  3. 築年数・間取り・立地による補正係数
  4. 今後予想される市場環境の変化

査定価格に幅がある場合は、「最高価格で3ヶ月、適正価格で1ヶ月」といった複数のシナリオをお示しします。

実際の成約率データ(晃南土地2022-2025年実績)

  • 査定価格の100~105%で売り出し:3ヶ月以内成約率85%
  • 査定価格の106~110%で売り出し:3ヶ月以内成約率45%
  • 査定価格の111%以上で売り出し:3ヶ月以内成約率15%

「高く売りたい」気持ちと「早く売りたい」気持ちのバランスを取りながら、戦略的な価格設定を行うことが重要です。

8. 住み替えを選択された場合の資金計画

「売り先行」vs「買い先行」:我孫子市での実践論

住み替えを決断された場合、「現在の家を先に売るか、新しい家を先に買うか」という順序の問題が生じます。

売り先行のメリット・デメリット

メリット:

  • 売却価格が確定してから購入予算を決められる
  • 二重ローンのリスクがない
  • 売却活動に集中できる

デメリット:

  • 仮住まいが必要になる可能性
  • 引越しが2回必要
  • 気に入った物件があっても購入時期を調整する必要

買い先行のメリット・デメリット

メリット:

  • 気に入った物件をすぐに購入できる
  • 引越しが1回で済む
  • じっくりと物件を選べる

デメリット:

  • 一時的に二重ローンになる可能性
  • 売却価格が想定より低い場合の資金繰りリスク
  • 売却を急ぐあまり安値で売却してしまうリスク

我孫子市での推奨パターン
立地や物件の条件にもよりますが、我孫子市内での住み替えの場合、私たちは「売り先行」をお勧めすることが多いです。

理由は以下の通りです:

  • 我孫子市内の賃貸住宅は比較的豊富で、仮住まいを確保しやすい
  • 売却価格を確定してから購入予算を組む方が、資金計画が安定する
  • 焦って売却する必要がないため、適正価格での売却が可能

住み替え特例の活用と税務上の注意点

住み替えには複数の税制優遇措置があります。ただし、制度は複雑で適用条件も細かく設定されているため、専門家のアドバイスが欠かせません。

居住用財産の3,000万円特別控除

最も基本的な優遇措置です。

  • 控除額:譲渡所得から最大3,000万円を控除
  • 主な適用条件:自分が住んでいた家の売却であること
  • 適用期間:住まなくなってから3年を経過する年の12月31日まで

軽減税率の特例(所有期間10年超)

長期間住んでいた家には、さらなる優遇があります。

  • 6,000万円以下の部分:所得税10%、住民税4%
  • 6,000万円超の部分:所得税15%、住民税5%
  • 通常の長期譲渡所得税率(所得税15%、住民税5%)より有利

住み替え特例(買換え特例)

売却価格より高い住宅に住み替える場合の特例です。

  • 譲渡益の課税を繰延べ(非課税ではない)
  • 新居の取得価額が売却価額以上である必要
  • 面積・価格等に細かい要件あり

実際の資金シミュレーション事例

我孫子市内での実際の事例をもとに、資金計画をシミュレーションしてみましょう。

【事例】Aさんご夫婦(65歳・62歳)

  • 現在の住まい:築28年、4LDK、敷地40坪(天王台駅徒歩12分)
  • 家族構成:子ども2人は独立済み
  • 希望:駅近のマンションに住み替え

売却想定価格の算出

  • 土地評価額:2,800万円
  • 建物評価額:400万円
  • 売却想定価格:3,200万円
  • 売却諸費用(仲介手数料等):約220万円
  • 手取り想定額:2,980万円

税金計算

  • 取得費:4,500万円(当時の購入価格)
  • 譲渡所得:なし(売却価格 < 取得費)
  • 譲渡所得税:0円

住み替え先の予算

  • 売却手取り:2,980万円
  • 自己資金追加:500万円
  • 購入予算:3,480万円

この予算で、我孫子駅徒歩5分圏内の3LDKマンション(築5~10年)が購入可能な範囲となります。

月々の支出比較

項目現在(戸建て)住み替え後(マンション)
固定資産税20万円/年12万円/年
管理費・修繕積立金0円18万円/年
光熱費18万円/年12万円/年
その他維持費15万円/年3万円/年
年間合計53万円45万円

年間8万円、10年間で80万円の維持費削減効果が期待できます。

9. 住み続ける場合の最適化戦略

ライフスタイル対応リフォームの考え方

売却・住み替えではなく、現在の家に住み続けることを選択される場合でも、ライフスタイルの変化に合わせた最適化は重要です。

60代以降のリフォーム:3つの基本方針

  1. 安全性の向上
    • 段差の解消、手すりの設置
    • 浴室・トイレの安全対策
    • 階段の滑り止め対策
  2. 省エネ・快適性の向上
    • 断熱性能のアップグレード
    • 高効率設備への交換
    • 使用頻度の高い部屋への集約
  3. メンテナンス性の向上
    • 清掃しやすい素材への変更
    • 将来の修繕に備えた設備選択
    • 外構の管理軽減対策

具体的なリフォーム提案例

【プラン A】最小限改修(予算200万円)

  • 1階水回りの安全対策
  • 使わない部屋の簡易間仕切り
  • 断熱性向上(窓・玄関ドア)
  • 効果:年間光熱費3万円削減、安全性向上

【プラン B】中規模改修(予算500万円)

  • 1階完結型への間取り変更
  • 水回り設備の一新
  • 全体的な断熱改修
  • 効果:年間光熱費5万円削減、バリアフリー化

【プラン C】大規模改修(予算1,000万円)

  • 構造を活かした全面リノベーション
  • 高性能設備への全面交換
  • 外構・庭の再整備
  • 効果:年間維持費8万円削減、資産価値維持

将来の相続も見据えた判断

住み続ける選択をされる場合、将来の相続についても早めに検討しておくことが重要です。

相続時の不動産評価

  • 土地:路線価(市場価格の約80%)
  • 建物:固定資産税評価額(市場価格の約50~70%)

我孫子市の一般的な戸建ての場合、市場価格3,000万円の物件が相続税評価額では約2,200万円程度になります。

小規模宅地等の特例
自宅として使用している土地については、330㎡まで80%の評価減が適用されます。

例:土地2,000万円(相続税評価額)× 20% = 400万円で評価

子世代の本音:よくある相談事例

  • 「実家を相続しても、住む予定がない」
  • 「相続後の維持費や売却手続きが心配」
  • 「兄弟間での不動産分割が複雑になりそう」

こうした状況を避けるため、元気なうちに家族で将来の方針を話し合っておくことをお勧めします。

10. 我孫子市の今後10年:地域専門家の見通し

人口動態から読み解く住宅需要

我孫子市の将来を考える上で、人口動態は極めて重要な要素です。

我孫子市の人口推移予測(国立社会保障・人口問題研究所データより)

  • 2020年:約13.1万人
  • 2025年:約12.6万人(-3.8%)
  • 2030年:約12.0万人(-4.8%)
  • 2035年:約11.3万人(-5.8%)

人口減少は避けられませんが、注目すべきは年齢構成の変化です。

世帯構成の変化予測

  • 単身高齢者世帯:2020年比+15%
  • 高齢者夫婦世帯:2020年比+8%
  • ファミリー世帯:2020年比-12%

この変化は住宅需要の構造的変化を意味します。大型ファミリー住宅の需要は減少し、駅近・コンパクト・バリアフリーな住宅の需要が増加すると予想されます。

インフラ・公共サービスの将来計画

交通インフラ

  • JR常磐線:2024年から品川駅直通運転開始により利便性向上
  • バス路線:一部路線の見直しが検討されているが、主要路線は維持予定
  • 道路整備:国道6号バイパスの整備により、つくば方面へのアクセス改善

公共サービス

  • 医療:我孫子東邦病院の機能拡充(2025年予定)
  • 商業:イトーヨーカドー我孫子南口店の建て替え計画(2027年予定)
  • 公共施設:老朽化施設の統廃合により、利便性の地域格差が拡大の可能性

これらの変化が不動産価値に与える影響

  • 駅徒歩圏内:プラス要因多く、価値維持・向上の可能性
  • 郊外住宅地:インフラ縮小のリスクあり、早めの判断が重要

私たちからの最終アドバイス

30年以上この我孫子の街で不動産業に携わってきた私たちから、最後に心からのアドバイスをお伝えします。

「完璧なタイミング」は存在しない
不動産の売買に「完璧なタイミング」はありません。大切なのは、現在の状況を正確に把握し、将来のリスクと機会を冷静に判断することです。

「感情」と「経済合理性」の両立
住まいには感情的な価値があります。それを否定する必要はありません。ただし、その感情的価値を守るためにも、経済的な側面を無視することはできません。

「一人で決めない」ことの重要性
住まいの問題は、一人で抱え込むものではありません。ご家族、そして私たち地域の専門家と一緒に、最適解を見つけていきましょう。

地域密着の強み
私たち晃南土地は、この我孫子という街と運命を共にしています。お客様に損をさせることは、私たち自身の首を絞めることと同じです。だからこそ、本当にお客様のためになるアドバイスしかいたしません。

まとめ:「広すぎる家」問題の解決へ向けて

子育てを終えたご夫婦が直面する「広すぎる家」問題。これは決して特別なことではなく、多くのご家庭が迎える自然なライフステージの変化です。

大切なのは、この変化を「問題」として捉えるのではなく、「新しい人生の始まり」として前向きに捉えることです。選択肢は一つではありません。売却、住み替え、リフォーム、そのまま住み続ける。どの選択も、適切な判断材料があれば「正解」になり得ます。

私たち晃南土地は、我孫子の街とここで暮らす皆様を心から愛しています。だからこそ、お客様の人生の重要な局面で、真摯に向き合い、最良の判断をしていただけるよう全力でサポートいたします。

「最近どうですか?」という何気ない会話から始まった今回のお話。もしこの記事をお読みいただいて、少しでも「相談してみようかな」と思われましたら、お気軽にお声かけください。

売る・売らないは後で決めればいい。まずは現状を正確に把握し、選択肢を整理することから始めましょう。私たちがお客様の人生に寄り添い、納得のいく決断をしていただけるよう、心を込めてお手伝いいたします。

我孫子で過ごす皆様の新しい人生の章が、より豊かで安心できるものになりますように。私たち晃南土地株式会社は、いつでも皆様のお力になりたいと思っています。

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晃南土地株式会社は、我孫子市で35年の実績を持つ地域密着型の不動産会社です。お客様の大切な資産について、責任を持ってアドバイスいたします。

ここまで読んで、自分のケースはどうだろう?と感じた方へ

不動産の売却や整理は、「売る・売らない」を決める前の段階がいちばん悩みます。

  • 今はまだ動かなくていいのか
  • 相場だけ知っておくべきか
  • 空き家・実家をどう整理すればいいのか

私たちは、こうした判断の整理からご相談をお受けしています。
無理に売却をおすすめすることはありません。

※ 内容がまとまっていなくても問題ありません
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