我孫子で不動産会社の選び方|売却・購入で変わる評価軸

人生で最も高価な買い物であるマイホーム購入、あるいは大切な資産の売却。「我孫子で不動産取引をしよう」と決意したとき、最初に直面する、そして最も重要な決断が「どこの不動産会社に依頼するか」という選び方の問題です。

我孫子駅周辺を歩くだけでも、大手チェーンから地場の老舗まで、数多くの不動産屋の看板を目にします。インターネットで検索すれば、ポータルサイトや一括査定サイトが溢れています。「どこも似たようなものでしょう?」「とりあえず大手に頼めば安心では?」と思われるかもしれませんが、その安易な選択が、数百万円の損害や、数年にわたる後悔に繋がることも少なくありません。

不動産業界は、情報の非対称性が強い業界です。プロと素人の知識差が大きいため、パートナーとなる不動産会社の実力が、そのまま取引の成否に直結します。特に、我孫子のような都心近郊の住宅地では、エリア特有の事情に精通しているかどうかが鍵を握ります。

本記事では、創業以来、我孫子の街と共に歩んできた晃南土地が、業界の裏側も交えながら「失敗しない不動産会社の選び方」を徹底解説します。全11章にわたる長編ガイドですが、今回は前半の第1章〜第5章、基礎知識から売買別の評価基準までを、約6,000文字のボリュームで詳細にお届けします。

第1章:なぜ「我孫子エリア専門」が重要なのか?情報の解像度と鮮度

不動産会社を選ぶ際、まず基準にすべきは「その会社が我孫子というエリアをどれだけ深く知っているか」です。現代はネットで物件情報が見られますが、それはあくまで「スペック」に過ぎません。本当に価値のある情報は、現場と地域の中に眠っています。

1. 「地図に載らない情報」を持っているか

広域展開している会社の担当者は、柏や松戸、あるいは都内から通っていることも多く、我孫子の細かな地理には疎いことがあります。一方で、地域密着型の会社は、スタッフ自身が我孫子に住んでいたり、長年通っていたりします。この「生活実感」の差は、提案内容に決定的な違いを生みます。

  • 学区のリアルな評判と境界線「〇〇小学校は人気だが、今の学年だとクラス数が増えすぎてプレハブ校舎になる可能性がある」「地図上は近いが、この道は歩道が狭く、朝の通学時間帯は抜け道として車が飛ばすので危険」といった情報は、親御さんにとってスペック以上に重要です。
  • 「坂」と「水」のリスク管理我孫子は台地と低地が入り組んだ地形で、坂の多い街です。「電動自転車があれば大丈夫」というレベルの坂なのか、高齢になった時に生活が困難になる坂なのか。また、手賀沼周辺のハザードマップだけでなく、「ここは昔、田んぼだったから地盤改良費を多めに見積もる必要がある」といった土地の記憶を持っているかは、購入後のコストを大きく左右します。
  • 近隣トラブルとコミュニティ「あそこのゴミ集積所は管理組合で揉めている」「隣の空き地には将来的にアパートが建つ計画があるらしい」といった噂レベルの情報も、地元のネットワークがあれば耳に入ります。これらは契約書には書かれないリスクです。

2. 「未公開物件」情報のルート

人気の高い我孫子エリアの中古物件は、SUUMOやアットホームなどのポータルサイトに掲載される前に「成約」してしまうことがあります。これは、不動産会社が既存の顧客リストの中にいる「探している人」に直接紹介するからです。

特に地元の地主さんやオーナー様と繋がりが深い地域密着店は、「まだ売りに出すとは決めていないけど、良い人がいれば売りたい」という水面下の情報(未公開物件)を持っています。

不動産会社の選び方として、「ネットに出る前の情報を持っているか」は、良い物件に出会うための最短ルートなのです。

3. トラブル時の対応スピード

水道が出ない、鍵が開かない、近隣からクレームが来た。入居後や引き渡し後にこうしたトラブルが起きた際、遠方の会社だと対応が翌日以降になることがあります。

我孫子市内に店舗を構える会社であれば、「今すぐ行きます!」と自転車や車で5分とかけつけられる距離感にいます。この物理的な距離の近さは、精神的な安心感に直結します。

第2章:大手vs地元密着|それぞれのメリットと「相性」の見極め

不動産会社選び方で多くの人が悩むのが、「ブランド力のある大手」にするか、「親しみやすい地元密着店」にするかという二択です。どちらにも明確なメリットとデメリットがあり、正解は「あなたの重視するポイント」によって変わります。

大手不動産会社(ネットワーク型)の特徴

【メリット】

  • 組織としての安心感とコンプライアンス契約書類のチェック体制や、社内規定が厳格であり、法的なミスが起こるリスクが低いです。万が一のトラブルの際も、組織としての保証能力があります。
  • 広域ネットワークと集客力全国に支店があるため、遠方からの転勤者などの顧客リストを豊富に持っています。我孫子の物件を、都内の購入希望者にアピールする力は大手ならではです。
  • 洗練された接客と店舗社員教育が徹底されており、清潔感のある店舗で、スムーズで丁寧な接客が受けられます。

【デメリット・注意点】

  • 担当者の転勤と「リセット」大手の宿命として、2〜3年で担当者が転勤になります。「あの時、担当の〇〇さんが大丈夫と言ったから買ったのに」と数年後に相談に行っても、その人はもういません。一生の付き合いができない点はデメリットです。
  • 「囲い込み」のリスク自社で売主と買主の両方を見つける「両手仲介」を優先するノルマが厳しい傾向にあり、他社からの購入申し込みをブロックする「囲い込み」が行われるリスクが、構造的に高くなりやすいと言われています。
  • マニュアル対応の限界社内規定が厳しいため、イレギュラーな要望(例:契約前にリフォーム業者を入れて採寸したい、など)に対して「規則でできません」と断られるケースがあります。

地元密着型不動産会社(地域特化型)の特徴

【メリット】

  • 圧倒的な地域情報と「顔」「〇〇さんの紹介なら」と、地元の地主さんや業者間での融通が利きやすく、困難な交渉をまとめ上げる力があります。
  • 一生涯のパートナー転勤がないため、購入後10年経ってのリフォーム相談や、将来の相続相談まで、同じ担当者(あるいはその子供)が対応し続けてくれます。家の「主治医」のような存在になれます。
  • 柔軟な対応力決裁権を持つ店長や社長が近くにいるため、「仲介手数料の相談」や「引き渡し時期の調整」など、個別の事情に合わせた柔軟な判断が早いです。

【デメリット・注意点】

  • 会社によるレベル差が激しいIT化が進んでいない古い体質の店もあれば、最新のマーケティングを取り入れている店もあります。外観だけでは判断しにくいため、HPやブログ(まさにこの記事のような情報発信)で判断する必要があります。
  • エリア外への弱さ我孫子には強いが、隣の柏や印西の物件となると情報量が落ちることがあります。

あなたに合うのはどっち?

  • 大手向き:「ブランドへの信頼重視」「事務的な手続きの正確さを求める」「担当者との人間関係よりシステムを優先する」
  • 地元密着向き:「我孫子限定で深く探したい」「購入後も気軽に相談したい」「マニュアルにはない柔軟な提案が欲しい」「担当者の人柄重視」

第3章:「購入」する場合の選び方|物件量ではなく「提案力」と「金融知識」

我孫子で家を買う」ために不動産会社に行く際、多くの人が「たくさんの物件を見せてくれる会社」を探そうとします。しかし、これは現代の選び方としては間違いです。

「レインズ」で物件情報は共有されている

不動産業界には「レインズ(REINS)」という、業者専用の物件データベースがあります。市場に出ている物件のほぼ全てがここに登録されており、どの不動産会社に行っても、見られる情報は99%同じです。

A社に行けば見つかるが、B社では見つからない、ということは原則ありません(※未公開物件を除く)。

では、何で選ぶべきか? それは「提案力(コンサルティング能力)」と「金融知識」です。

1. 提案力:物件の「見方」を変える力

良い担当者は、単に図面を渡すだけでなく、プロの視点を付加して提案します。

  • ダメな担当者:「これが図面です。南向きで日当たり良いですよ。見に行きますか?」
  • 良い担当者:「この物件は昭和55年築ですが、2年前に大規模修繕を行っており、配管も更新済みです。我孫子市の耐震改修助成金を使えば、実質〇〇万円で耐震補強ができ、住宅ローン控除も使えるようになります。リノベーション素材として最適ですが、いかがですか?」

このように、物件のポテンシャルを引き出し、お客様の不安を解決する提案ができる会社を選びましょう。

2. 金融知識:ローンの通し方を知っているか

購入における最大の壁は住宅ローンです。「年収」や「勤続年数」だけで機械的に銀行を紹介する会社は二流です。

  • リノベーション一体型ローンの扱い中古を買ってリノベする場合、物件購入と工事費を一本化できる低金利ローンを組めるかどうかで、総支払額が数百万円変わります。
  • 銀行ごとの審査傾向の把握「A銀行は自営業に厳しいが、B信用金庫は地域実績を見てくれる」「C銀行は団信(団体信用生命保険)の内容が手厚い」など、我孫子周辺の金融機関の特徴を熟知し、お客様の属性に最適な銀行をマッチングできる能力が求められます。

HPを見て「FP(ファイナンシャルプランナー)資格保有者」がいるか、ブログでローンに関する詳しい解説をしているかどうかが、選び方の一つの指標になります。

第4章:「売却」する場合の選び方|「高預かり」の罠と販売戦略

所有している我孫子の不動産を売却する場合、不動産会社の選び方は「購入」以上にシビアにならなければなりません。なぜなら、選んだ会社の手腕一つで、手元に残る現金が大きく変わるからです。

絶対に避けるべき「査定額だけで選ぶ」行為

一括査定サイトなどを利用すると、数社から査定額が提示されます。ここで多くの人が陥る罠が、「一番高い査定額を出してくれた会社に依頼する」というものです。

不動産の査定額は、「会社が買い取る価格」ではなく、「市場で売れるであろう予想価格」に過ぎません。契約を取りたいがために、相場より明らかに高い非現実的な価格を提示することを、業界用語で「高預かり」と呼びます。

【高預かりの末路】

  1. 相場より高い価格で売り出すため、問い合わせが全く来ない。
  2. 売れない期間が3ヶ月、半年と続く(物件の鮮度が落ちる)。
  3. 業者から「やっぱり高すぎたようなので、下げましょう」と提案される。
  4. 結果的に、相場より安い価格まで下げてようやく売れる。

最初から適正価格で売り出していれば、もっと早く、高く売れた可能性があるのです。選び方の正解は、「高い査定額を出した会社」ではなく、「査定額の根拠を、データを用いて論理的に説明できる会社」です。

「囲い込み」をしないクリーンな会社か

「囲い込み」とは、売却依頼を受けた会社が、両手仲介(売主と買主の両方から手数料をもらうこと)を狙うあまり、他社からのお客様紹介を意図的に断る行為です。これは売主様にとって「売れるチャンスを逃す」という重大な背信行為です。

大手だからやらない、中小だからやる、とは一概に言えません。

【見極める質問】

契約前に担当者にこう聞いてみてください。

「レインズには即日登録してもらえますか? また、登録証明書を見せてもらえますか?」

「他社さんからのお客様案内も、積極的に受け入れてもらえますか?」

この質問に対して、言葉を濁したり、嫌な顔をしたりする会社は避けるべきです。

我孫子特有の「販売戦略」を持っているか

単にSUUMOに載せるだけなら誰でもできます。我孫子の物件を高く売るための具体的な戦略があるか確認しましょう。

  • 「このエリアは都内への通勤者が多いので、始発駅メリットを強調したWeb広告を出します」
  • 「この団地は高齢者の住み替え需要があるので、近隣へのポスティングチラシを重点的に行います」
  • 「リノベーション向きの物件として、イメージパースを作成して掲載します」

このように、ターゲットを絞った具体的な戦術を語れる会社こそが、信頼できるパートナーです。

第5章:賃貸が得意な会社、売買が得意な会社|専門特化の重要性

街の不動産会社の看板には、たいてい「賃貸・売買・管理」と全ての業務が書かれています。しかし、実態としては「賃貸が9割」の会社もあれば、「売買がメイン」の会社もあります。この見極めは非常に重要です。

「内科」で手術を受けますか?

医者に専門分野があるように、不動産にも専門分野があります。

賃貸仲介と売買仲介では、必要とされる法律知識、税務知識、実務スキルが全く異なります。

  • 賃貸メインの会社に売却を頼むリスク普段、アパートの契約ばかりしている担当者は、売買契約における重要事項説明(権利関係、都市計画法、建築基準法など)の深掘りが甘くなりがちです。また、譲渡所得税や住宅ローン控除などの税務知識が乏しく、売却後の確定申告で損をするアドバイスをしてしまう恐れがあります。
  • 売買メインの会社の特徴数千万円単位の取引を扱うため、調査能力が高く、リスク管理に長けています。また、リフォームや解体、測量といった関連業者とのネットワークも太いです。

見極め方:店頭とWebサイトを見る

どうやってその会社の「得意分野」を見分ければよいでしょうか。

  1. 店頭の図面(マイソク)お店のガラスに貼ってある情報を見てください。家賃数万円のアパート情報ばかりなら「賃貸メイン」、数千万円の戸建てや土地の情報が多ければ「売買メイン」です。
  2. Webサイトの「スタッフ紹介」スタッフの保有資格に「宅地建物取引士」だけでなく、「公認 不動産コンサルティングマスター」や「ファイナンシャルプランナー」、「住宅ローンアドバイザー」などの資格があれば、売買やコンサルティングに力を入れている証拠です。
  3. ブログやSNSの発信内容「美味しいランチ情報」や「賃貸の空室情報」ばかりなら賃貸寄り。「金利動向」や「税制改正」、「リノベーション事例」などの深い情報を発信していれば、売買に対する専門性が高いと判断できます。

我孫子でマイホームの購入売却を考えるなら、間違いなく「売買」に軸足を置いている会社を選ぶべきです。晃南土地は、我孫子エリアでの売買仲介と買取、そしてそれに伴うリノベーション提案を主軸としており、専門知識を持ったスタッフが対応します。


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第6章:最後は「人」で決まる|優秀な営業担当者を見抜く3つの質問

会社としての体制や専門性も重要ですが、不動産取引は最終的に「人と人」です。どんなに大きな看板の不動産会社でも、担当者が頼りなければ満足のいく結果は得られません。逆に、小さな会社でも、熱意と知識を兼ね備えた担当者に出会えれば、それは最強のパートナーを得たことになります。

我孫子での不動産会社選び方、後半戦のスタートは「担当者の資質」を見極めるための具体的なテクニックです。面談時に以下のポイントをチェックしてください。

1. 「悪い情報」を先に言ってくれるか?

調子の良いことばかり言う営業マンは信用できません。不動産に100点満点の物件は存在しません。

「この物件は南向きで日当たり最高ですが、実は目の前の道路が抜け道になっていて、朝は結構うるさいですよ」

「この土地は安いですが、擁壁(ようへき)のやり直しに数百万円かかるリスクがあります」

このように、メリットだけでなくデメリット(リスク)を先に、かつ正直に伝えてくれるかが、誠実な担当者の証です。我孫子の地形や道路事情を知り尽くしていれば、必ずネガティブな情報も持っているはずです。

2. レスポンスの速さと「内容」

「速さは誠意」と言われますが、ただ返信が速いだけでは不十分です。

質問に対して、「確認して折り返します」と言ってから、正確な情報を持ち帰ってくるまでのスピードを見ます。適当な回答を即答するよりも、時間をかけてでも裏付けを取る姿勢の方が、不動産取引では重要です。

特に我孫子の人気物件は争奪戦になることがあるため、連絡が半日つかない担当者だと、買い逃しの原因になります。

3. 「なぜ?」と聞いてくるか(ヒアリング能力)

あなたが「3LDKを探しています」と言ったとき、「わかりました、3LDKですね」と図面を出してくる担当者は二流です。

一流の担当者は、「なぜ3LDKが必要なのですか?」「今の住まいの何が不満ですか?」と背景を深掘りします。その結果、「それなら、部屋数は少なくてもリビングが広い2LDKにして、将来仕切れるようにした方が、予算も抑えられて良いのでは?」といった、あなた自身も気づいていなかった解決策を提案してくれます。

第7章:売却契約の落とし穴|「一般」か「専任」か、我孫子の正解は?

不動産売却する際、不動産会社と結ぶ契約には3つの種類があります。この選択を間違えると、選び方以前の問題で、売却活動が停滞してしまうことがあります。我孫子の市場特性を踏まえた「契約の選び方」を解説します。

3つの媒介契約(ばいかいけいやく)の違い

契約種類依頼できる会社数レインズ登録義務報告義務特徴
一般媒介複数社OKなし(任意)なし多くの会社に競わせることができるが、各社の責任感は薄くなる。
専任媒介1社のみあり(7日以内)2週に1回1社が責任を持って販売活動を行う。他社での成約は不可。
専属専任媒介1社のみあり(5日以内)1週に1回最も縛りがきつい。自分で見つけた買主とも契約できない。

我孫子エリアなら「専任媒介」がおすすめ

都心の超人気エリア(物件が出れば即売れる場所)なら「一般媒介」で複数社に競わせるのも手ですが、我孫子のような郊外住宅地では、**「専任媒介」**を選ぶのが一般的かつ合理的です。

【理由:広告費のかけ方が違う】

不動産会社にとって、広告費(SUUMO掲載料やチラシ印刷代)は持ち出しです。「一般媒介」だと、一生懸命広告を出しても、他社で決められてしまったら1円も入りません。そのため、どうしても広告宣伝が消極的になりがちです。

一方、「専任媒介」なら、頑張れば必ず自社の売上になるため、プロカメラマンによる撮影や、我孫子地域への新聞折込チラシなど、コストをかけた手厚い販売活動が可能になります。

「囲い込み」を防ぐためのチェック

前章でも触れましたが、専任媒介の最大のリスクは「囲い込み」です。これを防ぐには、契約時に「レインズの登録証明書を必ず渡してください」と伝え、さらに「販売状況の報告は、メールだけでなく、問い合わせ件数や案内の詳細なレポートをください」と釘を刺しておくことが重要です。

誠実な不動産会社であれば、これらを当たり前のように行います。

第8章:リノベ前提なら必須条件|「建築」がわかる不動産会社の強み

近年、我孫子で増えているのが「中古を買ってリノベーション」という選択です。この場合、不動産会社選び方に「建築知識」という新たな評価軸が必要になります。

「物件探し」と「リノベ」を別々に頼むリスク

通常の不動産会社は「売ること」が仕事で、「直すこと」は専門外です。そのため、以下のようなトラブルが多発します。

  • 営業マン:「この壁は壊して広いリビングにできますよ(適当)」
  • 購入後:(リフォーム業者に見せたら)「これは構造上重要な壁(耐力壁)なので壊せません」→ 結果:理想の間取りが実現できない
  • 営業マン:「水回りの移動も大丈夫でしょう」
  • 購入後:「床下の配管勾配が取れないので、移動できません」→ 結果:キッチンの位置が変えられない

「ワンストップ」ができる会社を選ぶ

我孫子でリノベーション前提の物件探しをするなら、建築士が在籍している、あるいはリフォーム部門を自社で持っている不動産会社を選ぶべきです。

【建築知識がある会社のメリット】

  1. 内覧時に即断即決できる物件を見ながら、「ここは壊せる壁」「ここは配管更新が必要で費用は〇〇万円」と、その場でリノベーションの可否と概算費用を判断できます。
  2. 総予算の管理が正確「物件価格+諸経費+リノベ費用」の総額を把握しながら進めるので、予算オーバーを防げます。
  3. 住宅ローンの金利優遇物件購入とリノベ費用を一本化した「一体型ローン」の手続きに慣れているため、低金利で資金を借りることができます。

晃南土地は、まさにこの「物件探し×建築・リノベーション」をワンストップで提供できることが最大の強みです。我孫子の古い建物の構造を知り尽くしているからこそできる、リスクのない提案をお約束します。

第9章:ネットの評判は信じていい?Google口コミの正しい読み解き方

今の時代、不動産会社を選ぶ前にスマホで検索するのは当たり前です。Googleマップの「口コミ」や星の数は気になりますよね。しかし、単に星の数だけで判断するのは危険です。プロの視点から、口コミの「質」を見極める方法を伝授します。

1. 「サクラ」や「キャンペーン」を見抜く

極端に「星5」ばかり並んでいて、コメントが「親切でした」「よかったです」の一言だけの投稿が多い場合は注意が必要です。「口コミ投稿でAmazonギフト券プレゼント」などのキャンペーンで集められた可能性があるからです。

逆に、具体的で長文の口コミ(良い点も悪い点も書かれているもの)は、実際の利用者のリアルな声である可能性が高いです。

2. 「悪い口コミ」への返信を見る

どんなに良い不動産会社でも、全てのお客様を100%満足させることは難しく、星1つや2つがつくことはあります。見るべきは、その悪い口コミに対する「お店からの返信」です。

  • ダメな対応:無視する、あるいは感情的になって反論する。定型文のコピペ。
  • 良い対応:不快な思いをさせたことを真摯に詫び、事実確認と今後の改善策を丁寧に書いている。

トラブルが起きたとき、その会社がどう対応するか。その「企業の姿勢」が、悪い口コミへの返信に最も色濃く表れます。

3. 我孫子ローカルの掲示板や近所の評判

ネットだけでなく、アナログな評判も馬鹿にできません。もし我孫子に知人がいれば、「〇〇不動産ってどう?」と聞いてみるのも手です。

「あそこは昔からあるけど、地主さんからの信頼が厚いよ」「あそこは看板は新しいけど、スタッフの入れ替わりが激しいみたい」

ネットには書かれない、地域住民ならではの肌感覚の評判こそ、最も信頼できる情報ソースかもしれません。

第10章:創業年数が語る信頼|なぜ「老舗」が強いのか?

不動産業界は入れ替わりの激しい業界です。コンビニよりも数が多いと言われる中で、同じ場所で何十年も看板を掲げ続けているということ自体が、一つの大きな「信用」の証です。我孫子での選び方において、なぜ「創業年数」や「歴史」が重要なのでしょうか。

「逃げない」という安心感

新興の不動産会社が悪いわけではありませんが、景気が悪くなるとすぐに撤退・倒産してしまうリスクがあります。家を買った後に雨漏りが見つかったとき、仲介した会社がなくなっていたら、相談する場所を失います。

長年我孫子で営業している会社は、好況も不況も乗り越えてきた実績があり、この街から「逃げない」覚悟があります。これは長期的なアフターフォローを期待する上で非常に重要です。

過去の土地の記憶(アーカイブ)

晃南土地のように長く営業している会社は、我孫子の土地の「過去」を知っています。

  • 「あそこの分譲地は、30年前は沼地だったから地盤改良が必要だ」
  • 「あのマンションは、建設当時に施工会社が変わるトラブルがあった」
  • 「この土地の境界標は、おじいちゃんの代に隣地と揉めて入れ直したものだ」

こうした情報は、公的な登記簿謄本には載っていません。しかし、実際に住む上では極めて重要なリスク情報です。老舗の不動産会社には、こうした「地域の記憶」が蓄積されており、それを踏まえたアドバイスができるのです。

第11章:まとめ|我孫子で「失敗しない不動産取引」をするために

ここまで、我孫子での不動産会社選び方について、売却・購入・リノベーション・担当者の見極めなど、多角的な視点で解説してきました。

最後に、これまでのポイントを振り返ります。

  1. エリア専門性我孫子の地理、学区、将来性を熟知した地元密着企業を選ぶ。
  2. 売買の専門性:賃貸メインではなく、売買・リノベーションに強い会社を選ぶ。
  3. 担当者の質:メリットだけでなく、リスク(悪い情報)を先に話す担当者を探す。
  4. リノベ対応:建築知識があり、ワンストップで提案できる会社がコスト面で有利。
  5. 販売戦略:売却時は査定額の高さではなく、具体的な戦略と誠実さ(囲い込みなし)で選ぶ。

晃南土地が選ばれる理由

私たち晃南土地は、大手のような派手なテレビCMは流していません。しかし、ここ我孫子の地で、多くのお客様の「住まい」に関する悩みと向き合い続けてきました。

  • 我孫子を知り尽くした情報力:表に出ない物件情報や、地域の歴史的背景まで網羅しています。
  • 建築×不動産のプロ:中古住宅のインスペクション(建物状況調査)から、耐震リノベーションまで、建築のプロとして技術的な裏付けのある提案を行います。
  • 誠実な対応:メリットもデメリットも包み隠さずお伝えし、お客様の利益を最優先に行動します。

「我孫子で家を買いたい」「実家をどうにかしたい」。

そう思ったときは、まず一度、晃南土地にご相談ください。

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