我孫子で中古×リノベ費用シミュ|1000万円台からの現実解

- 第1章:なぜ今、我孫子で「中古×リノベ」なのか?市場動向と費用の相関関係
- 第2章:リノベーション費用の構造分解|「坪単価」表記の嘘と真実
- 第3章:1000万円台で実現する?我孫子の中古戸建×リノベの現実解
- 第4章:マンションリノベーション|管理規約が定める「できないこと」と費用への影響
- 第5章:見えないお金の話|解体して初めてわかる「追加費用」のリスク
- 第6章:国と自治体を使い倒す!補助金と減税で「費用」を取り戻す
- 第7章:現金払い?ローン組み込み?資金計画で変わる「総支払額」
- 第8章:会社選びの正解|「ワンストップ」が費用と時間を圧縮する理由
- 第9章:契約から入居までのスケジュール|「二重家賃」を最小限にする技
- 第10章:我孫子の実例で見る「費用対効果」|成功事例ビフォーアフター
- 第11章:まとめ|我孫子で「賢いリノベ」を始めるなら晃南土地へ
- ☺️晃南土地は皆様からのお問い合わせ・ご来店予約をお待ちしております
我孫子で中古×リノベ費用シミュ|1000万円台からの現実解
自然豊かな手賀沼のほとりに広がり、都心への始発駅アクセスも叶う街、我孫子。昨今の新築不動産価格の高騰を受け、ここ我孫子において「中古住宅を購入し、自分たちのライフスタイルに合わせてリノベーションする」という賢い選択をする方が急増しています。しかし、夢が膨らむ一方で、最も切実で不透明なのが費用の問題です。「物件価格は安くても、リノベーション費用がかさめば結局高くなるのでは?」「定額制と自由設計、どちらが得なの?」といった不安の声が、私たち晃南土地にも数多く寄せられます。
本記事では、長年我孫子の不動産市場を見つめてきたプロの視点から、中古物件購入とリノベーションをセットで考えた際のリアルな費用シミュレーションと、失敗しないための資金計画の極意を、全11章構成(前半1〜5章)で徹底解説します。単なる相場情報ではなく、現場で培った「生きた知識」をお届けします。
第1章:なぜ今、我孫子で「中古×リノベ」なのか?市場動向と費用の相関関係
新築信仰が根強い日本ですが、ここ数年でその潮目は大きく変わりました。特に我孫子エリアにおいては、中古物件×リノベーションこそが、最もコストパフォーマンス良く、豊かな住環境を手に入れるための「最適解」となりつつあります。その背景には、明確な市場の数字と構造的な理由が存在します。
新築価格高騰の裏側と「我孫子」の優位性
現在、ウッドショックに端を発した資材価格の高騰、住宅設備の値上げ、そして職人の人手不足による人件費上昇により、新築戸建てやマンションの価格は高止まりしています。近隣の柏市や流山市では、新築マンションが6,000万円〜8,000万円台になることも珍しくありません。
一方で、我孫子の中古市場はどうでしょうか。
我孫子は、都心への利便性が高い(千代田線直通・常磐線快速停車)にもかかわらず、柏や松戸に比べて土地値や中古物件価格が落ち着いています。これは、費用の総額を抑えつつ、「建物」や「内装」にお金をかけられることを意味します。
- A:近隣人気エリア(柏・流山)の新築
- 物件価格:6,500万円
- 内装:標準仕様(選べない)
- 広さ:70㎡前後
- B:我孫子の中古マンション×フルリノベーション
- 物件価格:2,000万円
- リノベーション費用:1,200万円
- 総額:3,200万円
- 内装:オーダーメイド(自由設計)
- 広さ:80㎡以上も珍しくない
このように、我孫子を選択するだけで、約半分の総額費用で、かつ自分好みの空間と広い専有面積を手に入れられる可能性が高まります。この圧倒的な「余白」こそが、今我孫子でリノベーションが注目される最大の理由です。
ストック活用型社会への転換と資産価値
国も「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」というストック活用型社会への転換を推進しており、中古住宅流通市場の整備が進んでいます。
特に我孫子市内には、新耐震基準(1981年6月以降建築)を満たしつつも、メンテナンスが行き届いた良質な「既存住宅」が数多く眠っています。これらをプロの目利きで選び出し、現代の性能基準(断熱・耐震)に合わせてリノベーションすることで、新築同等、あるいはそれ以上の住み心地と資産価値を実現できます。
単に古いものを直す「修繕」ではなく、価値を向上させる「リノベーション」にお金をかけることは、将来的な売却時にも有利に働きます。内装がボロボロの中古物件よりも、適切に手が入れられた物件の方が、次の方への継承がスムーズだからです。
第2章:リノベーション費用の構造分解|「坪単価」表記の嘘と真実
お客様から「リノベーションの坪単価はいくらですか?」と聞かれることがよくあります。しかし、この質問に即答するのは非常に危険であり、不誠実でもあります。なぜなら、新築と異なり、リノベーション費用は「現在の建物の状況」と「お客様の要望レベル」によって、文字通りピンからキリまで変動するからです。ここでは、どんぶり勘定ではない、精度の高い見積もりの見方を解説します。
費用の3大要素とその内訳
リノベーションの総額は、以下の3つの要素の積み上げで決まります。
1. 本体工事費(現場で大工さんたちが動く費用)
全体の約50〜60%を占めます。
- 解体・撤去費:既存の内装を壊し、廃材を処分する費用。アスベストが含まれている場合は高騰します。
- 木工事:壁の下地を組み、床を張り、天井を作る、大工さんの手間賃と材料費。
- 電気・配管工事:見えない壁の中の配線を新しくし、給排水管を更新する費用。築古物件ではここが最も重要です。
- 内装仕上げ工事:クロスを貼り、塗装を施す仕上げの工程。
2. 設備機器費(キッチンやお風呂などのモノ代)
全体の約20〜30%を占めますが、選ぶグレードで最も差が出ます。
- キッチン:I型壁付け(50万円〜)から、アイランド型高級グレード(300万円〜)まで。
- ユニットバス:保温性能やデザインパネルの有無で、80万円〜150万円と幅があります。
- トイレ・洗面:タンクレストイレや造作洗面台を選ぶと単価が上がります。
3. 諸経費・設計料(管理とプランニングの対価)
全体の約10〜20%です。
- 設計デザイン料:図面作成、パース作成、プランニングの対価。
- 現場管理費:工程管理、品質管理を行う現場監督の人件費。
- 確認申請費:大規模な増改築の場合に必要となる行政手続きの費用。
「定額制リノベ」のメリット・デメリット
最近増えている「平米単価〇〇万円」という定額制パック。明朗会計に見えますが、注意が必要です。
プロの視点:定額制の落とし穴
定額制はあくまで「標準的な箱」を作るための費用設定です。我孫子に多い、増築を繰り返した戸建てや、特殊な形状のマンションの場合、「規定外」として追加費用が発生するケースが多々あります。また、選べる床材や設備が限定されているため、「もっとこだわりたい」と思った瞬間にオプション料金が跳ね上がります。
フルリノベーション(スケルトン)の相場観
あくまで目安ですが、我孫子周辺でのフルリノベーション(一度骨組みだけにして作り直す工事)の平米単価は、以下のようなイメージです。
- エコノミー(10〜15万円/㎡):水回りは汎用グレード、間取り変更は最小限、クロス仕上げメイン。
- スタンダード(15〜20万円/㎡):水回り設備のグレードアップ、無垢フローリング採用、造作棚の設置。
- ハイグレード(20万円〜/㎡):海外製食洗機、タイル貼り、塗り壁、断熱改修の徹底。
例えば70㎡のマンションなら、スタンダードコースで「70㎡ × 18万円 = 1,260万円(税別)」程度が、一つの基準値となります。
第3章:1000万円台で実現する?我孫子の中古戸建×リノベの現実解
「予算は抑えたい。でも戸建てに住みたい」。そんな願いを叶えるのが、総額1,000万円台(物件+工事)でのマイホーム計画です。「そんなに安くて大丈夫?」と思われるかもしれませんが、我孫子の土地相場と、メリハリの効いたリノベーション計画があれば、決して夢物語ではありません。ここでは1,800万円をターゲットにした具体的なシミュレーションを行います。
【モデルケース】我孫子駅バス10分 築38年木造戸建て
まず、ベースとなる物件探しです。我孫子駅から少し離れたバス便エリアや、天王台駅徒歩圏の古い住宅地では、土地値に近い価格で中古戸建てが見つかります。
- 物件購入費:700万円
- 土地面積:35坪
- 建物面積:28坪(約92㎡)
- 築年数:昭和60年築(新耐震基準適合)
- 状態:内外装ともに経年劣化あり、雨漏り跡なし
残り予算は1,100万円。これでどこまでリノベーションできるでしょうか。
優先順位別・予算配分シミュレーション(総額1,100万円)
1. 【必須】建物の寿命を延ばす工事(約250万円)
何をおいても優先すべき「守り」の費用です。ここを削ると、せっかく内装をきれいにしても家が長持ちしません。
- 屋根・外壁塗装:120万円(シリコン塗料等)
- バルコニー防水:30万円
- シロアリ防蟻処理:20万円(5年保証付)
- 給湯器交換:30万円(エコジョーズ)
- 雑工事・仮設足場:50万円
2. 【重要】生活の質を変える水回り工事(約350万円)
毎日使う場所だからこそ、最新設備に入れ替えてストレスをなくします。
- システムキッチン交換:100万円(食洗機付き・対面化に伴う配管移動含む)
- ユニットバス交換:100万円(1坪タイプ・断熱浴槽)
- 洗面化粧台交換:30万円(W750・三面鏡)
- トイレ交換:20万円×2箇所(1階・2階ウォシュレット付)
- 給排水管の切り回し:80万円
3. 【快適】空間を一新する内装工事(約350万円)
見た目の印象を劇的に変える工程です。
- LDK拡張・間取り変更:150万円(和室をLDKに取り込み、広いワンルームへ)
- 全室フローリング上張り:100万円(既存床の上に新しい床を貼る工法でコストダウン)
- 全室クロス張替え:80万円
- 建具(ドア)交換:20万円(リビングドアなど主要な箇所のみ交換、他は塗装で対応)
4. 諸経費・予備費(約150万円)
- 設計施工管理費、消費税など。
1000万円台で成功させるための「引き算」のテクニック
上記のプランでギリギリ予算内に収まりますが、さらに質を上げたり、予算を削ったりするためのポイントがあります。
- 「交換」ではなく「表層リペア」を活用する浴室がタイル貼りでサイズが特殊な場合、ユニットバスへの交換には高額な解体費がかかります。そこで「バスパネル張り+浴槽塗装」というリペア工法を使えば、費用を1/3に抑えられます。
- 2階は「現状維持」か「DIY」来客のない2階の個室は、クロスの張替え程度に留めるか、自分たちで漆喰を塗るなどのDIYを楽しむ余地として残すことで、数十万円のコストカットが可能です。
- 窓の断熱は「補助金」を活用現在、国や自治体から「先進的窓リノベ事業」などの大型補助金が出ています。これらを活用して内窓(インナーサッシ)を設置すれば、実質負担を大幅に減らしながら家の断熱性能を上げることができます。
第4章:マンションリノベーション|管理規約が定める「できないこと」と費用への影響
マンションは鉄筋コンクリートの頑丈な箱ですが、実は戸建て以上に「制約」が多く、それがリノベーション費用を左右します。「自分の家なのに自由にできないの?」と驚かれる前に、我孫子のマンションならではの注意点と、それに伴う費用の変動について知っておきましょう。
区分所有法の「専有部分」と「共用部分」
マンションリノベーションで見積もりを取る際、必ず理解しておかなければならないのがこの境界線です。
- 専有部分(リノベ可能):室内の天井・壁・床の内側、キッチンやトイレなどの設備。
- 共用部分(リノベ原則不可):玄関ドア(外側)、窓サッシ、バルコニー、パイプスペース(PS)、コンクリート躯体。
例えば、「古いサッシが寒くて結露するから交換したい」と思っても、サッシは共用部分なので勝手に交換できません。管理組合の許可を得て「内窓」をつけるか、大規模修繕を待つしかありません。この「内窓設置」は一箇所あたり5万〜10万円程度の費用がかかりますが、断熱効果としては非常にコスパが良い投資です。
水回り移動の壁!「スラブ下配管」と「スラブ上配管」
我孫子市内の築30〜40年のマンションでよく見られるのが、排水管がコンクリート床(スラブ)を貫通して、下の階の天井裏を通っている「スラブ下配管」という構造です。
- スラブ上配管(最近の主流):床とコンクリートの間に配管スペースがある。→ 水回りの位置移動がしやすい。
- スラブ下配管(築古に多い):配管がコンクリートに埋まっている、または下の階にある。→ 水回りの位置移動が極めて困難。
もし「スラブ下配管」の物件でキッチンを大きく移動させようとすると、新たに床を20cmほど高く上げて配管スペースを作る必要があり、天井が低くなる上に、床上げ工事の費用(数十万円)が追加でかかります。物件内覧時に、パイプスペースの位置や床の段差を確認することで、ある程度予測がつきます。
遮音等級「L値」による床材費用の違い
マンションの騒音トラブルを防ぐため、多くの管理規約で床材の遮音性能が定められています。
一般的には「L-45」という等級が求められますが、物件によってはより厳しい「L-40」が必須の場合があります。
| 遮音等級 | 求められる性能 | 床材の選択肢と費用感 |
| L-45 | スプーンを落とした音が「カチャ」と聞こえる程度 | 一般的な遮音フローリングが使用可能。費用は標準的。 |
| L-40 | 上記よりさらに静かさが求められる | 特殊な遮音材が入った高価なフローリングが必要。または、遮音マット+仕上げ材の二重施工となり、費用が2割ほどアップ。 |
我孫子のヴィンテージマンションなどでは、無垢材を使いたい場合、「遮音マット(下地)」を敷いた上に無垢フローリングを貼る工法が必要となり、材料費・施工費ともに割高になる傾向があります。
意外な盲点「電気容量」と「給湯器」
古いマンションでは、建物全体で使える電気容量が決まっており、各住戸の上限が「30アンペアまで」等と制限されていることがあります。IHクッキングヒーターや大型エアコンを入れたくても、容量不足で設置できない、あるいは幹線引き込み工事に高額な費用がかかる(またはそもそも不可)ケースがあります。
また、給湯器の能力(16号→24号へのアップなど)も、ガスの配管径によって制限を受けることがあります。「追い焚き機能」を追加したい場合、配管を通すための穴あけ(コア抜き)が管理規約で禁止されていることが多く、既存の穴を利用する高価な部材が必要になることもあります。
第5章:見えないお金の話|解体して初めてわかる「追加費用」のリスク
リノベーションの見積もりは、あくまで「目視できる範囲」での計算です。いざ工事が始まり、壁や床を剥がした瞬間に「想定外の事実」が露見することがあります。これは悪徳業者の手口ではなく、建築というものの性質上、避けられないリスクです。しかし、事前に「何が起きうるか」を知り、予算取り(予備費)をしておくことで、パニックを防ぐことは可能です。
リスク1:解体したら腐っていた!土台・柱の補修費用
特に木造戸建ての水回り(浴室・洗面所・トイレ)周辺で多発します。タイル貼りの浴室を解体した際、長年の水漏れによって土台の木材が腐食し、シロアリの巣窟になっているケースです。
この場合、腐った木材を撤去し、新しい土台に入れ替え、防蟻処理を行う追加工事が必要になります。
- 想定追加費用:10万円〜50万円程度(腐食範囲による)
リスク2:図面と違う!構造上の不整合
新築時の図面(竣工図)が残っていたとしても、それが正しいとは限りません。建設当時の現場判断で、図面にない筋交い(補強材)が入っていたり、逆にあるはずの柱がなかったりすることがあります。
プラン通りに壁を撤去しようとしたら、実はその壁が家を支える重要な耐力壁だった場合、設計変更や梁の補強工事が必要になります。
- 想定追加費用:設計変更料、補強工事費として数万円〜30万円程度
リスク3:アスベスト(石綿)の発見と処理費用
2006年以前の建物には、建材にアスベストが含まれている可能性があります。以前はレベルの高い(飛散しやすい)ものだけが注目されていましたが、法改正により、レベル3(内装材・床材など)の除去にも厳しい基準が設けられました。
リフォーム前の事前調査が義務化されており、もしアスベスト含有材が見つかった場合、飛散防止対策を行いながら慎重に撤去・処分する必要があるため、工期が延び、処分費が高騰します。
- 想定追加費用:調査費3〜5万円 + 除去処分費20万円〜(範囲による)
リスク4:地中埋設物の発見
これは戸建ての増築や、外構工事を行う際のリスクです。庭を掘ったら、昔の浄化槽、コンクリートガラ、古井戸などが出てくることがあります。これらは産業廃棄物として適切に処理しなければならず、そのまま埋め戻すことはできません。
- 想定追加費用:撤去処分費10万円〜
「予備費」は心の安定剤
こうした追加費用が発生した際、「予算ギリギリでローンを組んでしまった」状態だと、仕様を落とす(キッチンのグレードを下げる等)という悲しい決断を迫られます。
私たち晃南土地では、リノベーション費用総額の**5%〜10%**を「予備費」として予算に組み込んでおくことを強く推奨しています。例えば1,000万円の工事なら、50万〜100万円です。
何もなければ、そのお金で新しい家具や家電を買えば良いのです。「余ったらラッキー」くらいの気持ちで余裕を持たせることが、リノベーション成功の秘訣です。
⚡我孫子/柏/流山/印西+東京エリアで不動産の売却をお考えの方へ⚡
あなたの不動産『晃南土地』が活用のお手伝い💪をいたします!
【不動産売却の流れを図解した、お役立ちページ(弊社サイト)はこちらから】
第6章:国と自治体を使い倒す!補助金と減税で「費用」を取り戻す
リノベーション費用を抑えるのは、工事費の削減だけではありません。国や我孫子市が用意している「補助金」と「減税制度」を賢く活用することで、実質的な負担を数十万円から百万円単位で軽くすることができます。しかし、これらは「申請主義」であり、知らなければ1円も貰えません。
1. 3つの大型補助金(省エネ改修)
現在、国は家庭の省エネ化を強力に推進しており、過去最大級の補助金が出ています。
- 先進的窓リノベ事業我孫子の冬の寒さ対策に最も有効な「内窓設置」や「ガラス交換」に対し、工事費の約50%〜相当が補助されます。一戸建てで全窓を断熱化する場合、数十万円の補助が出るケースもあります。
- 子育てエコホーム支援事業子育て世帯や若者夫婦世帯が、中古住宅を購入してリノベーションする場合、上限60万円(長期優良住宅化する場合)などの補助が出ます。我孫子で子育てをスタートするご家族には必須の制度です。
- 給湯省エネ事業高効率給湯器(エコキュートやエネファーム)への交換に対して定額の補助が出ます。
2. リフォーム減税(所得税の控除)
一定の要件(耐震、バリアフリー、省エネ等)を満たすリノベーションを行った場合、確定申告をすることで所得税が控除されます。
特に重要なのが「住宅ローン控除」です。中古住宅の場合、築年数要件(新耐震基準適合等)を満たせば、年末ローン残高の0.7%が10年間にわたり還付されます。リノベーション費用もローンに組み込んでいれば、その分も対象になります。
3. 我孫子市の独自制度
我孫子市では、木造住宅の耐震診断や改修工事に対して助成金を出しています。
- 木造住宅耐震診断助成:診断費用の2/3(上限4万円〜)
- 木造住宅耐震改修助成:工事費用の1/3〜1/2(上限あり)
昭和56年5月31日以前に建築された旧耐震基準の戸建てを購入する場合、この制度を利用して費用負担を減らしつつ、安全な住まいを手に入れることが可能です。
注意点:タイミングが命
多くの補助金は「工事契約前」や「着工前」の申請が必要です。工事が終わってから「領収書があるので払ってください」と言っても通りません。費用計画の段階で、晃南土地のような実務に明るい会社に相談することが不可欠です。
第7章:現金払い?ローン組み込み?資金計画で変わる「総支払額」
「リノベーション費用は現金で払ったほうがいいですか?」という質問も多くいただきます。手元資金に余裕があれば現金も良いですが、低金利時代の現代においては、住宅ローンに組み込む「一体型ローン」が圧倒的に有利です。
「リフォームローン」と「住宅ローン」の決定的な差
リノベーションの資金を借りる方法は大きく2つあります。
| 項目 | 住宅ローン(一体型) | 一般的なリフォームローン |
| 金利 | 低い(0.3%〜0.6%程度) | 高い(2.0%〜4.0%程度) |
| 借入期間 | 長い(最長35年) | 短い(最長10年〜15年) |
| 借入限度額 | 大きい(年収による) | 小さい(500万〜1,000万程度) |
| 審査 | 物件購入と同時に審査 | 工事見積もり確定後に審査 |
もし、500万円のリノベーション費用を金利3%のリフォームローン(15年返済)で借りると、総支払額は約620万円。利息だけで120万円も払うことになります。
一方、物件購入時に住宅ローン(金利0.5%、35年返済)に500万円を上乗せして借りれば、月々の返済負担はわずか1.3万円程度増えるだけで済みます。
「一体型」を利用するための鉄則
住宅ローンにリノベーション費用を組み込むには、絶対的なルールがあります。それは「物件の売買契約から引き渡しまでの間に、リノベーションの見積もりを確定させること」です。
銀行は「何に使うか分からないお金」は貸してくれません。「この工事にいくらかかる」という見積書があって初めて審査してくれます。
つまり、我孫子で物件を探し始めると同時に、リノベーションのプランニングも並行して進めなければならないのです。物件が決まってから「さて、リフォーム会社を探そうかな」では、低金利の一体型ローンには間に合いません。
第8章:会社選びの正解|「ワンストップ」が費用と時間を圧縮する理由
前章で述べた通り、中古購入×リノベーションを成功させる鍵は「スピード」と「連携」です。ここで重要になるのが、どの会社に依頼するかという選択です。
分離発注の悲劇
- 不動産会社(物件探し)
- 銀行(ローン相談)
- 設計事務所・工務店(リノベーション)
これらを別々の会社に依頼すると、情報の伝達ミスが起こりやすくなります。
よくある失敗例が、「不動産会社に『リフォームは300万くらいでできますよ』と言われて物件を買ったが、工務店に見せたら『配管がダメなので800万かかります』と言われた」というケース。これでは予算オーバーで、リノベーション内容を大幅に削るしかありません。
晃南土地が提案する「ワンストップサービス」
我孫子での物件探しから、リノベーションのプランニング、資金計画、施工、そしてアフター管理までを一社で完結させるのがワンストップサービスです。
- メリット1:予算超過を防ぐ物件探しの段階で、建築のプロが同行します。「この物件は壁が壊せるか」「配管更新にいくらかかるか」を即座に判断できるため、物件価格+リノベーション費用の総額を正確に把握しながら購入判断ができます。
- メリット2:ローン手続きがスムーズ物件の購入手続きと工事見積もりの作成を社内で連携して行うため、銀行への提出書類作成がスムーズで、一体型ローンの審査も通りやすくなります。
- メリット3:責任の所在が明確「言った言わない」のトラブルがなくなり、入居後の不具合も窓口一つで対応できます。
我孫子を知り尽くした晃南土地なら、「このエリアのこの年代の建物は、ここが傷みやすい」といった地域特有のリスクも踏まえた提案が可能です。
第9章:契約から入居までのスケジュール|「二重家賃」を最小限にする技
リノベーションには時間がかかります。見落としがちなのが、工事期間中の「住む場所」の費用、つまり現在の家賃と新しいローンの「二重払い」期間です。
標準的なタイムライン
- 物件探し・プラン相談(1〜2ヶ月)
- 売買契約・ローン審査(1ヶ月)
- 物件引き渡し(決済) → ここからローン返済開始
- リノベーション工事(2〜3ヶ月)
- 完成・引越し
物件が自分のもの(引き渡し)になってからでないと工事は始められません。つまり、工事期間中の2〜3ヶ月間は、今の家賃と新しい家のローンの両方を払う期間が発生します。
工期短縮とコストダウンの工夫
- 空き家なら現調を早める購入予定の物件がすでに空き家(売主が居住していない)場合、引き渡し前に採寸や現場調査を詳細に行わせてもらうよう交渉します。これにより、引き渡し翌日から着工でき、工期を短縮できます。
- 仮住まいの確保現在賃貸住まいなら問題ありませんが、持ち家の買い替えの場合、一時的な「仮住まい」が必要です。我孫子エリアでの短期賃貸物件の紹介も、地元の不動産会社ならスムーズです。
- フリーレントの交渉稀なケースですが、売主様との交渉で「引き渡しを早める代わりに、鍵を先に借りて着工させてもらう」等の特約を結べる場合もあります(リスク管理上、慎重に行う必要があります)。
第10章:我孫子の実例で見る「費用対効果」|成功事例ビフォーアフター
実際に晃南土地が手がけた、我孫子エリアでのリノベーション事例をもとに、かかった費用と実現した暮らしをご紹介します。
事例1:築45年 団地リノベーション(布佐エリア)
- 物件価格:380万円
- リノベーション費用:650万円
- 総額:1,030万円
- 内容:昭和の空気が漂う3DKの団地を、若夫婦向けに大胆に改装。壁式構造のため間取り制限はありましたが、DKと隣接する和室を繋げて広いLDKに。床は無垢の杉板を使用し、足触りの良い空間を実現。水回りは全て新品に交換しました。1,000万円ちょっとで、新築同様の内装と、ゆとりあるローン返済を実現した事例です。
事例2:築32年 中古戸建フルリノベ(天王台エリア)
- 物件価格:1,480万円
- リノベーション費用:1,100万円
- 総額:2,580万円
- 内容:軽量鉄骨造の戸建て。1階の間仕切りを取り払い、20畳のLDKを実現。キッチンは憧れのペニンシュラ型を採用。外壁塗装と屋根の葺き替えも行い、今後20年は大きなメンテナンスが不要な状態に仕上げました。同エリアの新築戸建てが4,000万円前後であることを考えると、約1,500万円も安く、注文住宅並みのこだわりを実現できました。
これらの事例に共通するのは、「物件を安く買い、費用をかけて自分好みに直す」という明確な戦略です。
第11章:まとめ|我孫子で「賢いリノベ」を始めるなら晃南土地へ
我孫子で中古物件を購入し、リノベーションを行うこと。それは、高騰する住宅市場に対する最も賢明な「自衛策」であり、理想の暮らしを諦めないための「最良の手段」です。
本記事で解説してきた通り、リノベーション費用は物件の状況や要望によって大きく変わります。
「1,000万円台で収めたい」「こだわりを詰め込みたい」
どのようなご要望でも、まずは「総額いくらになるのか」というシミュレーションから始めることが大切です。
晃南土地ができること
私たち晃南土地は、我孫子に根差した不動産会社として、以下のサポートをお約束します。
- リノベ向き物件のご紹介構造上変更がしやすい物件、管理状態が良いマンションなど、プロの視点で選別します。
- 正確な費用見積もり「概算」ではなく、実務に基づいた精度の高い見積もりをスピーディーに提示します。
- 資金計画の最適化補助金の活用や、有利な住宅ローンの組み方までトータルでアドバイスします。
「まだ何も決まっていないけど、話だけ聞いてみたい」という段階でも構いません。我孫子でリノベーションをお考えの方は、ぜひ一度、晃南土地までご相談ください。理想の住まいづくりを、一緒に楽しみながら進めていきましょう。
☺️晃南土地は皆様からのお問い合わせ・ご来店予約をお待ちしております
不動産に関するお悩みや疑問、私たちに話してみませんか? あなたの状況に合わせて、2つの窓口をご用意しております。
【まずは無料で相談内容を送りたい方へ】
いきなりお店に行くのは緊張する、という方もご安心ください。 どんな些細なことでも、まずはこちらのフォームからお気軽にご質問いただけます。(別ページが開きます)

【直接会って、しっかり相談したい方へ】
来店予約のカレンダーページが開きます
「お店で相談したほうが早いかも」「具体的に話を進めたい!」という方は、こちらから来店日時をご予約ください。

【お問い合わせ・ご予約はこちら】
公式サイト:https://kounantoti.co.jp/
電話番号:04-7182-6662
お問い合わせフォーム:https://kounantoti.co.jp/contact/inquiry/
ご来店予約フォーム:https://kounantoti.co.jp/contact/reserve/