「現状渡し」ってどういう意味?我孫子で中古マンションを購入しリノベする際の基礎知識

- 1. はじめに:「現状渡し」が中古マンション購入+リノベの鍵?
- 2. 「現状渡し」の正確な意味とは?(メリット・デメリット)
- 3. 「現状渡し」と「リフォーム済み物件」リノベ前提ならどっちが得?
- 4. 「現状渡し」の最大の罠:「契約不適合責任」との関係
- 5. 「現状渡し」で失敗しないためのチェックポイント①【契約書編】
- 6. 「現状渡し」で失敗しないためのチェックポイント②【内見(現地調査)編】
- 7. 「現状渡し」物件と資金計画:「リフォーム一体型ローン」という必須知識
- 8. 「現状渡し」のリスク回避!「ホームインスペクション」という選択
- 9. 「現状渡し」物件購入からリノベ工事スタートまでの流れ
- 10. まとめ:「現状渡し」は、リノベ前提購入の「最大の好機」
- 11. 我孫子の「現状渡し」中古マンション購入とリノベ、不安は晃南土地が解消します
- 晃南土地は皆様からのお問い合わせ・ご来店予約をお待ちしております
1. はじめに:「現状渡し」が中古マンション購入+リノベの鍵?
我孫子エリアで、新築ではなくあえて中古マンションを購入し、自分たちのライフスタイルに合わせて自由にリノベ(リノベーション)する。この賢い住まいの選択肢が、今、非常に大きな注目を集めています。コストを抑えながら、注文住宅のような理想の空間を手に入れられるのが最大の魅力です。
さて、我孫子で中古マンションを探し始めると、物件情報に必ずと言っていいほど登場する現状渡し(げんじょうわたし)という言葉。あなたは、この言葉の正確な意味をご存知でしょうか?
「現状渡しって、なんだか古くて汚いままってこと?」
「故障していても文句は言えない、って意味?」
「リノベするなら、現状渡しの物件を購入した方がお得なの?」
漠然としたイメージはあっても、その法的な意味や、中古マンションの購入とリノベ計画にどう影響するのかを正確に理解している方は、実は多くありません。
この現状渡しというキーワードこそ、我孫子で中古マンションを購入し、理想のリノベを成功させるための「鍵」を握っています。
この記事では、我孫子でリノベを前提とした中古マンションの購入を検討されている初心者の方へ向けて、この現状渡しという不動産取引の基礎知識、そのメリット・デメリット、そして購入前に必ず知っておくべき注意点について、不動産のプロである晃南土地が徹底的に解説していきます。
2. 「現状渡し」の正確な意味とは?(メリット・デメリット)
まず、不動産取引における現状渡しとは、具体的にどういう意味なのでしょうか。
これは「現状有姿(げんじょうゆうし)」とも呼ばれ、売主(元の所有者)が、物件に対してリフォームや修繕、クリーニングなどを一切行わず、“今あるそのままの状態”で買主に引き渡すことを意味します。
例えば、
- 壁紙が黄ばんでいても、破れていても
- キッチンの設備が古くても、油汚れがひどくても
- 床に傷がついていても
- 前の入居者が残していったエアコンや照明が(動くかどうかも含め)そのままになっていても
これら全てをそのままの状態で引き継ぐのが現状渡しの基本的な考え方です。
我孫子で中古マンションを購入する際、この現状渡しには明確なメリットとデメリットが存在します。
【メリット】
1. 販売価格が割安である
最大のメリットは価格です。売主がリフォーム費用をかけていない分、その費用が物件価格に上乗せされていません。我孫子の不動産市場において、リフォーム済み物件と比較して、現状渡しの中古マンションは明らかに安価に購入できるケースがほとんどです。
2. リノベ前提なら「好都合」
中古マンションを購入して、どうせフルリノベ(間取り変更や内装の全面刷新)をする予定なら、売主側で中途半端にリフォームされている方が無駄になります。
「キレイな壁紙を張り替える」「まだ新しいキッチンを撤去する」のは、コスト的にも精神的にももったいない。現状渡しで古いまま・汚れたままであれば、リノベの際に遠慮なく解体・撤去し、ゼロから理想の空間を創れます。
【デメリット】
1. 見えない部分の不具合も引き継ぐリスク
デメリットはメリットの裏返しです。そのままの状態とは、目に見える汚れや古さだけではありません。
- 壁紙を剥がしたら、壁内部にカビが広がっていた
- 床を剥がしたら、シロアリの被害が見つかった
- 見えない床下の配管が深刻に老朽化・サビていた
といった、隠れた不具合(瑕疵)も引き継いでしまうリスクがあります。
2. リノベ費用が想定以上にかさむ可能性
上記のような見えない不具合が購入後に発覚した場合、その修繕費用は買主負担となります。
リノベの当初予算に配管の全交換費用やカビの除去費用を計上していなければ、リノベ費用が想定外に膨らみ、予算オーバーに陥る危険があります。
我孫子で中古マンションを購入してリノベするなら、この現状渡しの価格メリットとリスクを天秤にかけ、どう回避するかを考えることが重要です。
3. 「現状渡し」と「リフォーム済み物件」リノベ前提ならどっちが得?
我孫子で中古マンションを探していると、大きく分けて2種類の物件に出会います。
- 現状渡しの物件(多くは個人が売主)
- リフォーム済み(またはリノベーション済み)の物件(多くは不動産会社が売主)
リノベを前提に中古マンションを購入する場合、どちらが「得」か?それぞれの特徴を比較します。
【リフォーム済み(リノベーション済み)物件】
不動産会社などが現状渡しの中古マンションを先に購入し、キレイにリフォーム・リノベしてから再販売する形です。
- メリット
- キレイで即入居可能:打ち合わせ・工事を待たずに住める
- 資金計画が楽:物件価格にリフォーム費用が含まれ、住宅ローンでまとめやすい
- 不具合リスクが低い:販売前チェック・修繕済みのことが多い
- デメリット
- 価格が高い:リフォーム費用+業者利益が上乗せ
- 自由度が低い:間取りはそのままの表層リフォームが中心
- デザインが画一的:万人受けの無難仕様になりがち
【現状渡し物件】(購入後に自分でリノベ)
- メリット
- 価格が安い:相場より割安で購入できる可能性
- 自由度が無限大:ゼロから間取り・設備・デザインを選べる
- 資産価値向上の余地:こだわりのリノベでオンリーワン化
- デメリット
- 入居まで時間:設計1〜2ヶ月+工事2〜3ヶ月が目安
- リスクと手間:見えない不具合のリスク、打ち合わせの手間
- 資金計画の難易度:段取りを誤ると高金利ローンになる恐れ(後述)
【結論:リノベ前提なら「現状渡し」が有利】
「壁紙とキッチンが新しければOK」ならリフォーム済みも選択肢ですが、
間取りもデザインも理想に作り替えたい本格リノベ前提なら、我孫子で狙うべきは現状渡しの中古マンションです。
総額(物件+リノベ)を抑えつつ、唯一無二の空間を手に入れられます。
4. 「現状渡し」の最大の罠:「契約不適合責任」との関係
我孫子で現状渡しの中古マンションを購入する際、初心者が陥りやすい最大の落とし穴が、契約不適合責任です。
多くの方が「現状渡し=何があっても文句は言えない」と誤解していますが、それは誤りです。
契約不適合責任とは?
売買契約書に記載された物件の状態と、実際に引き渡された状態が違っていた場合に、売主が負う責任のこと(旧:瑕疵担保責任)。
例:
- 契約書に「雨漏りはありません」とあるのに、購入後に雨漏り
- 「給湯器は正常に作動」とあるのに、引き渡し直後に故障
このような場合、現状渡しであっても、買主は修理(追完)要求・代金減額・契約解除・損害賠償を請求できる可能性があります。
【最大の罠:契約不適合責任の“免責”特約】
原則、売主は責任を負いますが、売主が個人の売買では、免責特約(責任を免除)が契約に盛り込まれることがあります。
- 完全免責:「売主は契約不適合責任を一切負わない」
- 限定免責:「引渡し後3ヶ月以内の雨漏り・シロアリ・給排水管に限る」など
現状渡しだからと油断し、完全免責のまま契約し、リノベで壁を剥がしたら深刻な雨漏り跡…でも請求不可、という事態が典型的な失敗です。
(※売主が宅建業者の場合、法律上免責不可。最低2年間は責任を負う義務があります。)
結論:我孫子で現状渡しを購入するなら、契約不適合責任の「有無・期間・範囲」を死活問題として確認すること。
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5. 「現状渡し」で失敗しないためのチェックポイント①【契約書編】
我孫子でリノベ前提の現状渡しを購入する際、契約書にサインする前に、最低限、次の3点を担当者と一語一句確認しましょう。
1. 売買契約書本体(契約不適合責任の特約)
- チェックポイント
- 免責か?:個人売主で完全免責になっていないか。リスクが極めて高い。
- 期間は?:引渡しから7日/3ヶ月など。解体開始を早め、期間内に不具合を炙り出す計画を。
- 範囲は?:多くは雨漏り/シロアリ/給排水管本体/構造耐力上主要部分に限定。他の不具合は対象外になりがち。
2. 付帯設備表
- チェックポイント
どの設備を残すか、その動作状況(正常/不具合)を売主が告知。 - なぜ重要?
現状渡しでも、「正常に作動」にチェックの設備が直後に動かない場合、契約不適合責任を問える可能性。
リノベで交換予定でも、工事までの間や工事中に使うケースがあるため、有無+動作は必ず確認。
3. 物件状況告知書(告知書)
- チェックポイント
売主が知っている不具合(物理的/心理的/環境的)を告知。 - なぜ重要?
現状の把握に直結。知っていたのに未告知の不具合が後日発覚した場合、免責特約があっても売主は責任を免れない可能性があります。
我孫子での中古マンション 購入は、リノベ設計に着手する前に、まず契約書類の精読から始めましょう。
6. 「現状渡し」で失敗しないためのチェックポイント②【内見(現地調査)編】
「現状渡し」の中古マンションを購入する際、契約書(書類)の確認と並んで重要なのが内見(現地調査)です。「リノベで全部壊すから」と油断し、内装の汚れだけに目を奪われてはいけません。
「現状渡し」だからこそ、リノベ費用が余計にかさむ隠れたリスクがないか、プロの目で厳しくチェックする必要があります。我孫子での中古マンション 購入を成功させるため、以下の点を重点的に見てください。
1. 水回りの「水圧」と「排水」
- チェックポイント:
内見時に、必ず全ての蛇口(キッチン、浴室、洗面台、洗濯機置場)から水(できればお湯も)を出させてもらいましょう。- 水圧は十分か? 水の出が極端に細くないか。
- 排水はスムーズか? シンクや浴槽に水をため、一気に流してみる。ゴボゴボ音や流れの遅さがないか。
- なぜ重要?
契約不適合責任・免責の場合、購入後に排水管の詰まりや深刻な劣化が発覚しても請求できません。排水管の高圧洗浄や交換はリノベ費用の中でも高額になりがち。我孫子の中古マンションでは必須チェックです。
2. 開口部(窓・サッシ)の「開閉」と「歪み」
- チェックポイント:
室内のすべての窓(特に大きな掃き出し窓)を実際に開閉。- スムーズに動くか/クレセントは正常にかかるか。
- サッシと枠の間に隙間や歪みがないか。
- なぜ重要?
窓・サッシは共用部分のため原則交換不可。建付けが悪いと隙間風・騒音・雨水侵入に悩まされます(対策は内窓設置など限定的)。
3. 「傾き」や「コンクリートの状態」
- チェックポイント:
- 床にビー玉等を置き、極端に転がらないか(傾き)。
- 天井や壁、押し入れ内部(クロス無部位)に大きなひび割れや**シミ(漏水跡)**がないか。
- なぜ重要?
躯体に関わる重大欠陥の兆候を見逃さないため。リノベで隠れても費用でカバーできないレベルの問題がないかを確認します。
4. 点検口から「覗ける範囲」
- チェックポイント:
浴室天井や床下収納の点検口から懐中電灯で確認。 - なぜ重要?
天井裏・床下のカビ・配管のサビ・漏水跡・断熱材の有無など見えない部分の情報を購入前に確かめ、現状渡しリスクを下げるため。
7. 「現状渡し」物件と資金計画:「リフォーム一体型ローン」という必須知識
我孫子でリノベ前提の「現状渡し」中古マンションを購入する際、最も大きな失敗はローンの組み方です。
【よくある失敗例】
2,500万円の現状渡し物件を住宅ローンで先に決済。その後リノベ見積1,000万円が出てから追加融資を相談すると…
→ 「物件購入後なのでリフォームローン(高金利・短期)になります」と言われる。
- 住宅ローン:低金利(例:0.5%)、長期(最長35年)
- リフォームローン:高金利(例:3.0%)、短期(最長15年)
1,000万円を高金利で借りると総支払額が数百万円増。現状渡しの価格メリットが消えます。
【唯一の正解:リフォーム一体型住宅ローン】
物件価格+リノベ費用=総額を低金利の住宅ローンで一括借入できる商品。
必須条件:売買契約と工事請負契約(or 詳細見積)を同時提出。
つまり、購入契約“前”にリノベプランと見積を確定させる必要があります。
我孫子で現状渡しを見つけたら、購入前に晃南土地のようなワンストップ会社へプラン作成を依頼するのが正解。
8. 「現状渡し」のリスク回避!「ホームインスペクション」という選択
見えない不具合が不安—そんな時の最強ヘッジが**ホームインスペクション(住宅診断)**です。
ホームインスペクションとは
第三者(建築士等)が劣化状況/不具合の有無を客観診断。リノベ調査とは目的が異なり、建物の健康診断に特化。
わかること(例)
- 給排水管の劣化・漏水リスク
- 室内の傾き/ひび割れの構造的影響
- 雨漏り・漏水の兆候
- 断熱材の施工状況(確認可能範囲)
活用メリット
- 購入可否の判断材料:重大欠陥の有無を事前把握。見送り判断も可。
- 価格交渉の材料:修繕費を根拠に指値交渉が可能。
- リノベ精度向上:解体後に判明しがちな項目を見積に事前反映し、予算超過を回避。
注意点:契約前に売主許可を得て実施。費用は買主負担(数万円〜)。現状渡しの保険として有効。
9. 「現状渡し」物件購入からリノベ工事スタートまでの流れ
STEP 1:売買契約〜ローン本申込
- 一体型ローンの事前審査通過後、売買契約を締結。
- 同時に工事請負契約(または詳細見積)を締結/準備し、本審査へ提出。
STEP 2:引き渡し(決済)
- 鍵の受領=所有権移転。現状渡しゆえ、残置物がある場合も。契約で要確認。
STEP 3:リノベ工事開始
- 残置物撤去→解体工事でスケルトン化。
- 重要:契約不適合責任の期間内に解体着手し、雨漏り・配管故障などを発見したら即報告・請求。
STEP 4:工事期間
- 間取り変更→配管・配線→断熱→内装→設備取付。
- フルリノベの工期目安:2〜3ヶ月(我孫子の一般的ケース)。
STEP 5:完成・引き渡し→入居
- 検査後に引き渡し。検討開始〜入居まで約4〜6ヶ月が一般的。
- 家賃二重払い期間を見込んだ資金計画を。
10. まとめ:「現状渡し」は、リノベ前提購入の「最大の好機」
現状渡しは一見リスクですが、正しい知識で限りなく低減できます。
- 契約不適合責任の範囲・期間を把握。
- 内見で構造・インフラ・共用部を重点チェック。
- 一体型ローン前提で、購入前にリノベ計画+見積を確定。
- 不安があればインスペクションで可視化。
結果、現状渡しは
安価に購入でき、中途半端なリフォームに邪魔されず、ゼロベースで理想を実現できる最高の素材に。
我孫子でリノベ前提なら、積極的に現状渡しを狙うのが賢明。ただし必ず不動産+建築の両面に強いプロを伴走させましょう。
11. 我孫子の「現状渡し」中古マンション購入とリノベ、不安は晃南土地が解消します
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- リノベ目線の同行内見:現状渡し物件で隠れたリスクとリノベ可能性をその場で診断。
- 資金計画の最適化:一体型住宅ローン前提で、総予算内の最適解を設計。
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