2025年版 柏市の土地価格推移を徹底解説|最新データ、過去の動向、将来の予測

はじめに
千葉県柏市は、東京へのアクセスの良さと豊かな自然環境、さらに多彩な商業施設が揃うことで、首都圏でも屈指の人気住宅エリアとして知られています。
特に、再開発の進む柏駅周辺や柏の葉キャンパスエリアは、地価上昇と共に注目度が高まり続けています。
2025年現在、柏市の不動産市場は大きく変化しています。本記事では、これまでの変化の流れを、過去のバブル期からの地価推移を振り返ってお伝えします。洪水リスクやハザードマップ、学区・小学校の選び方、購入後にかかる固定資産税や解体費用など、これまで見落とされがちだった要素にも触れながら解説します。
土地購入は人生で最も大きな買い物の一つ。失敗談から学び、出口戦略まで考えた計画を立てることで、将来の資産価値を守ることができます。この記事が、あなたの柏市での土地選びに役立つ情報源となれば幸いです。
もくじ
- 柏市の土地価格の現状(2025年版)
- 【コラム】柏市で子育て世代に人気の学区ランキングと選ばれる理由
- 柏市の土地価格の推移(過去〜2025年まで)
- 柏市で土地価格が上昇する理由
- 【コラム】「柏の人気学区ベスト3と坪単価の関係」
- 柏市の土地購入を検討する際の重要ポイント
- 【コラム】 柏市の洪水ハザードマップ徹底解説|安全なエリアの見極め方
- 柏市で土地購入に活用できる補助金制度
- 【コラム】 柏市で土地購入するなら知っておきたい補助金と申請方法一覧(2025年版)
- 柏市での土地購入をサポートするおすすめ不動産会社
- 柏市の土地相場の今後の展望
1. 柏市の土地価格の現状(2025年版)

1.1 平均土地価格(2025年最新データ)
柏市は、千葉県北西部に位置し、JR常磐線や東武アーバンパークライン(野田線)で東京・大宮方面へのアクセスが良好なエリアです。近年はTX(つくばエクスプレス)の柏の葉キャンパス駅周辺の開発が進み、ファミリー層からの人気が特に高まっています。
2024年のデータによると、柏市の平均土地価格は 1㎡あたり約76,512円(坪単価約25万3,042円)でした。この価格は千葉県内でも上位に位置しており、特に柏駅周辺や主要商業エリアでは、価格の高騰が続いてきました。2025年現在、柏市の平均土地価格は、住宅地・商業地ともに上昇傾向が続いています。全国的な地価下落傾向の中でも、柏市は利便性と生活環境のバランスから「買いたい街ランキング」上位に入りやすく、安定した需要があります。
平均価格と変動傾向
柏市全体の住宅地平均価格(公示地価)は1㎡あたり 約13万4千円(坪単価 約44.3万円)。
これは千葉県全体の平均(約12万2千円/㎡)よりも高く、県内でも上位に位置しています。
前年比で見ると、柏市は 約+6% の上昇。首都圏全体で住宅需要が高まる中、柏市もその影響を大きく受けています。
エリア別の特徴
柏市はエリアごとに価格差がはっきりしていることも、特徴のひとつです。地図と照らし合わせて参考にしてみてください。
- 柏駅周辺(豊上町など)
1㎡あたり 約12万7千円(坪単価 約41.9万円)。前年比+5〜6%と安定した上昇を続けています。 - 柏の葉キャンパス・小青田エリア
坪単価 約66万円。前年比+8%と伸び率が高く、今後の再開発期待も相まって人気上昇中。 - 豊住エリア
坪単価 約48.2万円。前年比+3.5%で落ち着いた伸びですが、利便性と住環境のバランスで根強い人気。 - 郊外エリア(高柳・増尾など)
坪単価 30〜35万円台と比較的抑えめ。広い土地を求める層や静かな住環境を希望する人に選ばれています。
今後の地価の見通し
過去20年の推移を見ると、柏市はバブル期後に下落、その後2010年代後半から上昇に転じています。
特に再開発地区では今後も価格が高止まりする可能性がありますが、郊外では横ばい〜微減の傾向も予想されます。
💡 ポイント
- 駅徒歩圏や再開発エリアは資産価値が落ちにくい
- 郊外や災害リスクのあるエリアは慎重な検討が必要
- 売却や賃貸活用など「出口戦略」を購入時から考えておくと安心
💡お役立ちコラム
柏市で子育て世代に人気の学区ランキングと選ばれる理由
柏市は市内全域に多くの小中学校があり、その中でも人気学区は「治安・通学距離・学力水準・周辺環境」の4つが評価ポイントとなります。
1位:柏第六小学校区(柏駅西口〜豊四季方面)
- 駅近・生活利便性が高い
- 塾や習い事の選択肢が豊富
2位:柏の葉小学校区(柏の葉キャンパス周辺)
- 新興住宅地で街並みがきれい
- 公園や遊歩道が多く、子育て支援施設も充実
3位:光ヶ丘小学校区(南柏〜光ヶ丘方面)
- 静かな住宅街で治安が良い
- バス便や自転車での通学がしやすい
選ばれる理由
- 駅徒歩圏での安全な通学路確保
- 学校周辺の交通量の少なさ
- 公園や緑地の近さ
- PTA活動や地域イベントの充実度
人気学区は土地価格の安定性にも直結するため、購入時の判断材料として重要です。
2. 柏市の土地価格の推移(過去〜2025年まで)

柏市の土地価格は、過去30年間で大きな波を経験してきました。
バブル期のピークから平成不況、リーマンショック後の下落、そして近年の回復と上昇。ここでは、その流れを振り返りながら、2025年現在の動きに至るまでの背景を解説します。
🎉バブル期(1986〜1991年)
- 全国的な地価高騰の波を受け、柏市の住宅地価格も急上昇。
- 柏駅周辺の一等地では現在の約1.5倍以上の価格を記録。
- バブル崩壊後、地価は長期下落へ。
😅平成不況〜リーマンショック期(1992〜2010年)
- 1990年代後半から2000年代前半にかけて、土地価格は緩やかな下落傾向。
- リーマンショック(2008年)で取引件数が大幅減少。
- 商業地よりも住宅地の下落幅が大きく、郊外エリアでは坪単価が半分以下になるケースも。
💪回復期(2011〜2019年)
- 東日本大震災後、一時的に停滞するも、都心通勤圏として再評価され地価が回復傾向に。
- 特に柏の葉キャンパス駅周辺は、国主導のスマートシティ開発で注目度が上昇。
- 商業地の上昇率は年平均1〜2%、住宅地も微増。
🏠コロナ禍とリモートワーク需要(2020〜2022年)
- 外出自粛とリモートワークの普及により、「都心より郊外」の需要が急増。
- 柏市は広い住宅・自然環境・都内アクセスの3拍子揃った立地として人気が高まる。
- 一部エリアでは価格が3〜5%急上昇。
2-5 直近の動き(2023〜2025年)
年度 | 住宅地平均価格(㎡) | 商業地平均価格(㎡) | 傾向 |
---|---|---|---|
2023年 | 約 17.8 万円 | 約 35.2 万円 | 上昇傾向 |
2024年 | 約 18.1 万円 | 約 35.5 万円 | 緩やか上昇 |
2025年 | 約 18.5 万円 | 約 36.7 万円 | 上昇継続 |
- 柏駅・柏の葉キャンパスの上昇率が市全体をけん引。
- 南柏や北柏は価格安定、郊外エリアは横ばい傾向。
まとめ
柏市の土地価格は、バブル崩壊後の長期下落を経て、2010年代以降は着実に回復。
2020年代に入り、再開発と郊外需要の増加が相まって、今後も安定的な上昇が期待されます。
💡 ポイント
- 柏市の地価は全国的な経済動向と密接に連動
- 再開発エリアは長期的に資産価値が安定しやすい
- 過去の下落期を知ることで、将来のリスクにも備えられる
もっと知りたい方はこちら ✏️
3. 柏市での土地価格が上昇する理由

柏市の土地価格が近年上昇している背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。ここでは、主な理由を整理しながら解説します。
1. 都心へのアクセスと交通インフラの充実
柏市はJR常磐線・東武アーバンパークラインの2路線が利用でき、上野や東京駅、新宿方面へ直通アクセスが可能です。加えて、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅から秋葉原まで約30分という利便性が、通勤・通学需要を高めています。
2. 再開発による都市機能の向上
- 柏駅西口の再開発計画
- 柏の葉スマートシティ構想
- 駅周辺の商業施設・オフィスビルの新設
これらが進行することで、地価の押し上げ要因となっています。
3. 生活環境と教育環境の高さ
柏市は大型商業施設(ららぽーと柏の葉、高島屋ステーションモールなど)や、県内でも評判の高い公立・私立学校が揃っており、子育て世帯からの人気が高い地域です。特に学区の評判が良いエリアでは、坪単価の上昇が顕著です。
4. 災害リスクの低さ(相対的評価)
首都圏の他エリアと比較して洪水・液状化リスクが低いエリアもあり、安全性を重視する層から選ばれやすくなっています(ただし、地域によって差があるため要確認です!)。
まとめ
交通利便性・再開発・生活環境・安全性といった複合的な要因が、柏市の土地価格上昇を後押ししています。今後もインフラ整備や都市開発の進展により、この傾向は継続する可能性があります。
💡お役立ちコラム
「柏の人気学区ベスト3と坪単価の関係」
柏市で土地価格の上昇が特に顕著なエリアの多くは、教育環境の評判が高い学区に集中しています。実際、学区の評判と坪単価には明確な相関があり、人気学区は周辺より5〜15%高い坪単価で取引される傾向があります。
人気学区の特徴
- 進学実績が安定している
県立・私立上位校への進学者数が多く、教育熱心な家庭が集まる傾向。 - 学校周辺の生活利便性が高い
徒歩圏にスーパー、公園、図書館などが整備されている。 - 治安・交通安全が良好
通学路の安全性が確保されており、自治体の見守り活動が活発。
柏市の人気学区例(2025年現在)
- 柏第一小学校区(柏駅徒歩圏・再開発エリア)
- 高田小学校区(商業施設と住宅地のバランス良好)
- 十余二小学校区(柏の葉キャンパスエリア、学びの拠点整備進行中)
※坪単価は不動産情報サイト・公示地価(国土交通省)を参考に算出
ポイント
土地購入時に学区を重視すると、将来的な資産価値の維持・向上に繋がる可能性があります。
4. 柏市の土地購入を検討する際のポイント

柏市で土地を購入する際は、価格だけでなく周辺環境・将来性・制度面など、多角的に検討する必要があります。ここでは特に押さえておきたいポイントを整理します。
1. 立地と生活利便性
- 駅までの距離と交通手段
徒歩圏内か、バス利用かで日常の利便性が大きく変わります。 - 商業施設・医療機関の有無
生活必需品の買い物や病院のアクセスは日々の快適さに直結。 - 学区の確認
お子さんがいる場合は、学校の評判や通学距離も重要です。
2. 災害リスク
- 洪水・浸水リスク
柏市は利根川や手賀沼が近く、地域によってはハザードマップで洪水想定区域に入ります。 - 地盤の強さ
地盤調査結果や過去の地震被害履歴を確認することが推奨されます。
3. 将来の資産価値
- 再開発予定や都市計画
柏の葉キャンパスや柏駅周辺の開発計画は、土地価格に影響します。 - 人口動態
人口増加エリアは需要が高まり、資産価値も安定しやすいです。
4. 購入後のランニングコスト
- 固定資産税
- 都市計画税
- 維持・管理費用(造成地や共有部分のある土地など)
チェックリスト(購入前に必ず確認)
- 希望の学区と合致しているか
- ハザードマップの確認
- 周辺施設(スーパー・病院・駅など)の距離
- 将来の再開発計画の有無
- 土地の形状・接道条件
まとめ
柏市は魅力的な住宅地ですが、地域ごとに特徴やリスクが異なります。購入前に現地視察と情報収集をしっかり行い、将来の生活や資産価値を見据えた選択をしましょう。
💡お役立ちコラム
柏市の洪水ハザードマップ徹底解説|安全なエリアの見極め方
柏市は利根川・江戸川・手賀沼といった水域に囲まれており、一部地域では洪水や浸水リスクがあります。土地購入の前に、柏市が公表している洪水ハザードマップを確認することは、将来の安心につながります。
1. 柏市洪水ハザードマップとは?
柏市公式サイトが提供する「洪水ハザードマップ」では、想定最大規模の降雨時に予測される浸水範囲と水深を色分けで表示しています。
- 水深0.5m未満:床下浸水レベル
- 水深0.5〜3.0m未満:床上浸水〜1階浸水の可能性
- 水深3.0m以上:2階部分まで浸水する可能性
2. 安全なエリアを見極めるチェックポイント
- 浸水予想区域外かを確認
色が付いていないエリアが基本的には低リスクですが、周辺の地形や排水設備も併せて確認。 - 避難経路の確保
自宅から徒歩で避難可能な高台や避難所の位置を事前に把握。 - 周辺の地盤高低差
同じ町内でも土地の高さに差があり、わずかな高低差が浸水被害に影響します。 - 水害保険の加入可否と条件
浸水リスクが高い場合、保険料や条件が変わることがあります。
さらに詳しい情報はこちら
📢ポイント
洪水ハザードマップは「安心材料」だけでなく、「購入を避けるべき土地」を見極める判断材料にもなります。購入希望エリアのマップを必ず事前に確認し、災害に強い立地を選びましょう。
5. 柏市で土地購入に活用できる補助金制度
柏市での土地購入は、決して安い買い物ではありません。ですが、国や自治体が用意している補助金・助成制度を上手く活用すれば、購入費用やその後の住宅建築にかかるコストを抑えることができます。
特に子育て世帯や若年層に向けた支援が充実しており、「条件に当てはまるかどうか」を早めに確認することで、数十万円単位の差が生まれることも珍しくありません。
ここでは、2025年度時点で利用可能な代表的な制度を紹介します。
1. 柏市住宅取得補助金(子育て世帯・若年夫婦世帯向け)
たとえば、30代の夫婦が柏市内に新築住宅を建てる場合、この制度を利用すると最大50万円の補助が受けられます。学区や周辺環境で選びたい子育て世帯には特にありがたい支援です。
- 対象:子育て世帯または若年夫婦世帯
- 条件:柏市内で新築住宅を取得し、居住すること
- 申請期限:契約から6か月以内(※予算上限に達し次第終了)
2. 住宅ローン減税(国の制度)
住宅ローンの年末残高に応じて、最大13年間、所得税や住民税から控除が受けられる制度。たとえば4,000万円のローンを組んだ場合、初年度で約28万円の減税になる計算です。
- 控除率:年末ローン残高の0.7%(最大13年間)
- 対象:新築住宅は床面積50㎡以上、中古住宅は40㎡以上
3. 省エネ住宅支援事業(国の制度)
最近の柏市の新築住宅では、断熱性能や省エネ性能を満たすケースが増えています。この制度を活用すると、ZEH水準の住宅で最大100万円の補助が受けられます。
- 対象:ZEH水準の省エネ住宅
- 制度窓口:国土交通省「こどもエコすまい支援事業」
4. 柏市リフォーム補助金(購入後リフォーム向け)
購入後すぐにリフォームをする場合、市内業者による工事であれば工事費の一部が補助されます。中古住宅を購入して手を加えるケースでは特に有効です。
- 上限額:10万円(工事費の10%以内)
- 条件:市内業者による工事、10万円以上の工事費
5. 太陽光発電・蓄電池設置補助金
再生可能エネルギー導入に積極的な柏市では、太陽光発電や蓄電池の設置に対しても補助があります。購入時に同時導入すれば、光熱費の削減にもつながります。
- 上限額:数万円〜10万円程度(機器や条件による)
制度を活用するためのポイント
- 事前確認が重要:契約後では申請できない制度も多くあります。
- 複数制度の併用:国と市の制度を併用できるケースもあり、最大限活用すれば100万円以上の差になることも。
- 年度途中の終了に注意:予算上限に達すると早期終了する場合があります。
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6. 柏市での土地購入をサポートするおすすめ不動産会社

柏市で理想の土地を見つけるには、信頼できる不動産会社の存在が欠かせません。
ネットでの物件検索だけでは見つからない「未公開物件」や「地元ならではの情報」を得るためには、地元に根付いた会社とのつながりが大きな武器になります。
ここでは、柏市内で実績があり、初めての土地購入にも安心して相談できる不動産会社を紹介します。
1. 晃南土地株式会社(公式サイト)
柏駅から徒歩圏内に本社を構える、地域密着型の不動産会社。昭和48年創業以来、柏市と近隣エリアに特化しており、地元の学区事情や生活環境に精通しています。
- 特徴:地域密着・創業50年以上の信頼感
- 強み:未公開物件や売主直接取引の情報力
- 得意エリア:柏駅周辺・南柏・北柏・増尾・高柳
2. 三井のリハウス 柏センター
全国規模のネットワークとブランド力を誇る三井不動産リアルティの柏拠点。広域からの移住希望者や、資産性を重視した土地選びにも強いです。
特徴:全国ネット+エリア専門スタッフ
- 強み:成約実績の多さと情報の正確性
- 得意エリア:柏の葉キャンパス・流山市境周辺
3. 東急リバブル 柏センター
都市圏の再開発や資産価値向上のアドバイスに強く、首都圏全体での比較検討が可能。将来の売却や賃貸運用も視野に入れた提案が受けられます。
特徴:資産価値重視の提案
- 強み:投資目線+居住目線の両立
- 得意エリア:柏市全域・首都圏主要駅近郊
4. センチュリー21 共栄土地
明るく親しみやすい接客で、初めての土地購入者にも丁寧に対応してくれます。市内業者とのネットワークが強く、条件交渉にも柔軟。
特徴:地元業者とのつながりが強い
- 強み:細やかな条件調整
- 得意エリア:柏駅周辺・住宅街エリア全般
不動産会社を選ぶポイント
- 情報力の幅と深さ:全国ネット系は広域の物件情報に強く、地元密着系はエリア特化の深い情報に強い
- 担当者との相性:信頼できる担当者は購入後も頼れる存在になる
- 条件交渉力:価格交渉や引き渡し条件の調整が得意な会社は安心
晃南土地株式会社について
- 地域企業としての特徴
- 我孫子エリアNo.1の不動産管理実績を持つ地域密着企業。
- 本社を我孫子市中心部に置き、特に駅周辺の豊富な情報量とコネクションを強みとする。
- 地元大学の指定業者として認知され、多くの信頼を獲得。
- 総合不動産業としての特徴
- 賃貸仲介、売買、リノベーション、アパート建築など7つの事業を展開。
- 複合的な相談にも対応し、多様な提案が可能。
- 企業ブランディン
- 1991年創業の実績と信頼。
- 地域課題の解決と活性化に注力し、持続的な成長を目指す。
- 2023年リノベーション事業のART-VILLAGEにてグッドデザイン賞受賞
|受賞ページ

7. 柏市の土地相場の今後の展望

柏市の土地相場は、再開発と交通利便性によってここ数年上昇が続いています。今後の見通しを、全国・県内の相場動向と対比してみましょう。
全国・千葉県の地価動向と柏市の立ち位置
2025年の全国公示地価は、住宅地で前年比 +2.1%、商業地で +3.9% と、4年連続の上昇となりました。これはバブル崩壊以降で最も高い伸び率であり、都市部を中心に地価の回復が続いています。
出典:公示地価2025年の動向(住宅情報館)
千葉県全体では、前年より +5.0% の上昇を記録し、12年連続のプラス成長です。特に都心アクセスの良い地域や再開発エリアで顕著な値上がりが見られます。
出典:千葉県の2025年地価動向(エンモネ)
柏市はこうした流れの中でも存在感があり、直近10年間で坪単価が +26.8% 上昇しました。さらに不動産調査会社の予測によると、今後10年間で +18.0% の上昇が見込まれています。これは再開発計画や人口流入の影響が大きいと考えられます。
出典:柏市の土地価格動向と将来予測(ダイヤモンド不動産研究所)
このように、柏市は全国的な地価上昇の波に乗るだけでなく、千葉県内でも比較的高い成長率を維持しています。特に柏駅周辺や柏の葉キャンパスなどの再開発エリアは、今後も需要が集中することで、相場の押し上げ要因となるでしょう。
柏市内の今後の予測
柏市内でも、エリアごとに今後の地価上昇率や需要の傾向は異なります。
特に柏駅周辺や柏の葉キャンパスは、再開発の進展や商業施設の充実により、長期的に高い需要が見込まれます。一方、郊外エリアでも鉄道や道路アクセスが改善されれば、緩やかな価格上昇が期待できます。
下記の表は、2025年時点の坪単価と、10年後(2035年)までの価格予測を示したものです。これを見ると、中心市街地だけでなく、住宅需要が堅調なエリアも今後の上昇が見込まれます。
地域 | 2025年基準地価(坪単価) | 傾向 |
---|---|---|
柏市全体 | 約25万円(㎡)、33万円/坪 | 安定上昇(+5.25%)ウチノカチ+5chiba-rplus-dm.com+5ダイヤモンド不動産研究所+5 |
柏駅・柏の葉キャンパス周辺 | 再開発エリアでさらに上昇傾向 | スマートシティや交通利便性が資産価値を押上げ |
郊外エリア | 上昇は緩やか~横ばい | 少子高齢化や空き家増加の懸念もkconsulting.co.jp |
今後は、再開発計画や交通インフラの拡充状況を踏まえた物件選びが重要です。特に「駅徒歩10分以内」「商業施設や学校へのアクセスが良い」物件は、資産価値を保ちやすい傾向があります。また、需要の高まりにより、今後は土地だけでなく中古住宅や新築一戸建ての価格も比例して上昇する可能性があります。
リスクと注意点
- 再開発集中地域への集中上昇により、地価の二極化が進行。
- 長期的には人口減少・高齢化の影響で郊外エリアでの土地需要が鈍化する可能性も。
- 課題への備えとして、出口戦略の設定は重要。将来の売却価値や活用計画を見据えた検討が必要です。
まとめ
柏市の土地相場は、全国・県内の中でも安定した上昇傾向にあり、再開発エリアではさらなる期待が持てます。一方で、郊外では長期的に需要の低迷が懸念されるため、資産性・将来性の両輪で地域選びすることが大切です。