【学生向け】防犯×立地の見極め|夜道・街灯・駅距離のバランス

- 第1章:【学生向け】我孫子で始まる一人暮らし。「防犯」という最大の課題
- 第2章:なぜ「我孫子」の学生が「防犯」を意識すべきなのか?
- 第3章:【立地編①】「駅距離」と「防犯」のジレンマ
- 第4章:【立地編②】最重要チェックポイント「夜道」と「街灯」
- 第5章:【建物編】家賃と妥協点。「防犯設備」の見極め方
- 第6章:【行動提案】入居前に学生本人ができる「防犯シミュレーション」
- 第7章:【地域性】我孫子市のエリア別「防犯」特徴(晃南土地の見解)
- 第8章:【防犯グッズ】我孫子の学生が「自分で」できるプラスワン対策
- 第9章:【トラブル実例】学生が陥りやすい「防犯」の落とし穴
- 第10章:【親御さんへ】お子様を「防犯」から守るための約束
- 第11章:まとめ:我孫子の「防犯」は、立地バランスの見極めから
- 晃南土地は皆様からのお問い合わせ・ご来店予約をお待ちしております
第1章:【学生向け】我孫子で始まる一人暮らし。「防犯」という最大の課題
中央学院大学へのご進学、誠におめでとうございます。
また、我孫子市内のキャンパスへ通うため、初めての一人暮らしをスタートさせる学生の皆さん。期待に胸を膨らませていることでしょう。
親御さんにとっては、喜びと同時に「一人で無事に暮らしていけるだろうか」という大きな不安がよぎる時期でもあります。
お部屋探しといえば、まず「家賃」「間取り」「駅からの距離」「新しさ」に目が行きがちです。
しかし、私たち晃南土地が、長年ここ我孫子で不動産業を営んできた経験から断言できることがあります。
それは、「学生の一人暮らしは、防犯こそが最重要課題である」ということです。
なぜ「学生」が狙われやすいのでしょうか?
それは、
- 一人暮らしであることが多い
- 帰宅時間や不在時間が一定になりがち(授業やサークル、アルバイト)
- 防犯意識が低いと見られがち
- まとまった財産(PC、ゲーム機など)を持っているといった理由が挙げられます。
残念ながら、「自分だけは大丈夫」という油断が、空き巣、のぞき、ストーカー、そして自転車盗難といった犯罪被害に繋がるケースは後を絶ちません。
この記事は、単なる「防犯グッズ」の紹介ではありません。
我孫子という街の特性を深く理解する私たちが、「専門性(防犯)× 地域性(我孫子)× 行動提案(物件選び)」の視点で、学生の皆さんが選ぶべき「防犯」と「立地」の最適なバランスを徹底的に解説します。
安心・安全なキャンパスライフは、すべて「正しいお部屋選び」から始まります。
第2章:なぜ「我孫子」の学生が「防犯」を意識すべきなのか?
まず大前提として、我孫子市は千葉県内でも犯罪発生率が低く、非常に治安の良い、穏やかな街です。手賀沼の豊かな自然に恵まれ、子育て世帯やシニア層も安心して暮らしています。
しかし、「治安が良い」ということと、「防犯対策をしなくていい」ということは、全くイコールではありません。
我孫子ならではの「地形」や「街の構造」が、学生の一人暮らしにおいて注意すべき防犯上の死角を生むことがあるのです。
1. 「閑静な住宅街」の光と影
我孫子駅や天王台駅の周辺は、駅前こそ商業施設や飲食店(イトーヨーカドー、あびこショッピングプラザなど)で明るく人通りが多いですが、徒歩5分~10分も歩けば、そこは「閑静な住宅街」です。
これは住環境としては最高ですが、防犯の観点からは「夜間の人通りが少なくなる」ことを意味します。
特に、我孫子は台地と低地が入り組んだ地形で、場所によっては坂道や細い路地、入り組んだ道も少なくありません。
こうした場所は、街灯が途切れたり、人の目が届きにくくなったりする「暗がり」を生み出しやすいのです。
2. 学生アパート密集地のリスク
中央学院大学の周辺や、学生に人気のエリアには、ワンルームや1Kのアパート・マンションが密集しています。
「周りも学生ばかりで安心」と思いがちですが、ここにもリスクは潜んでいます。
- 空き巣・忍び込み:学生は授業やサークルで日中不在になる時間が明確です。また、ベランダの窓や玄関の鍵の閉め忘れも多く、狙われやすい環境です。
- 自転車盗難:我孫子市は自転車の利用者が非常に多い街です。学生アパートの駐輪場は、無施錠の自転車や管理の甘い自転車が多いため、盗難のターゲットになりやすい場所です。
3. 我孫子警察署のデータから見る傾向
我孫子警察署が発表している管内の犯罪発生状況を見ても、「空き巣(忍び込み含む)」や「自転車盗難」は、常に一定数発生している主要な犯罪です。
これらは、まさに学生の一人暮らしがターゲットとされやすい犯罪類型と一致します。
我孫子の穏やかな雰囲気に油断せず、「自分の身は自分で守る」という防犯意識を持つこと。
それが、この街で安全な学生生活を送るための第一歩です。
第3章:【立地編①】「駅距離」と「防犯」のジレンマ
学生のお部屋探しで、最初にして最大のジレンマ。
それが「駅距離」です。
- 駅近(徒歩5分以内)
- メリット:便利。駅からの道が明るく、人通りも多い。交番(我孫子駅南北口)も近く、防犯性が高い。
- デメリット:家賃が最も高くなる。
- 駅遠(徒歩15分~)
- メリット:家賃が安くなる。その分、設備の良い部屋(オートロック付など)を選べる可能性がある。
- デメリット:帰宅ルートが長くなり、暗い夜道を通るリスクが上がる。雨の日や荷物が多い日に不便。
家賃を優先して「駅遠」を選び、その結果「暗い夜道が怖い」という理由で、大学やアルバイト先からタクシーを使って帰宅…これでは本末転倒です。
晃南土地からの提案:「徒歩10分」を基準に考える
私たち晃南土地が我孫子の学生さんに物件をお勧めする際、一つの基準としているのが「駅徒歩10分」というラインです。
我孫子駅や天王台駅において、徒歩10分圏内であれば、比較的平坦で、大通りから大きく外れず、街灯や人通りが確保されている物件が多く存在します。
家賃も、駅近(5分以内)よりはグッと抑えられ、駅遠(15分~)ほどの不便さや防犯リスクを感じにくい、非常にバランスの取れたゾーンです。
「徒歩15分」を選ぶ場合の絶対条件
もちろん、家賃を最優先して「徒歩15分」を選ぶ選択肢もあります。
我孫子には、徒歩15分圏内にも良質な学生向け物件は多数存在します。
ただし、その場合は「必ず、夜の道を自分の足で歩いて確認すること」が絶対条件となります。
「徒歩15分」と一口に言っても、
A:大通り沿いで、街灯が煌々と照り、コンビニもある15分
B:住宅街の細道に入り、街灯が途切れ、暗い公園の横を通る15分
では、防犯リスクは天と地ほどの差があります。
家賃と利便性、そして防犯。
この3つのバランスを取るために、まずは「駅徒歩10分」を軸に探し始め、予算に応じて「15分」まで広げる場合は、次の第4章で解説する「夜道のチェック」を徹底するという手順をお勧めします。
第4章:【立地編②】最重要チェックポイント「夜道」と「街灯」
断言します。学生の一人暮らしの防犯において、物件の設備以上に重要なのが、「最寄り駅(または大学)から自宅までの道のり」です。
どんなに最新の防犯設備が整ったマンションでも、そこに着くまでの夜道が暗く、危険であれば、安全な生活とは言えません。
お部屋の内見(見学)は、「昼」と「夜」の2回行くのが鉄則です。
- 「昼の内見」で確認すること:
- 日当たり、部屋の明るさ、騒音
- 周辺の環境(スーパー、コンビニ、病院など)
- 駅や大学までの実際の所要時間
- 「夜の内見」で確認すること:
- これこそが防犯チェックの本番です。
我孫子版「夜道」安全チェックリスト
親御さんと一緒に、または不動産会社のスタッフと、必ず夜の7時以降に、自分の足で駅から物件まで歩いてみてください。
以下のポイントを厳しくチェックしましょう。
□ ① 街灯の「数」と「連続性」
「街灯がある」だけでは不十分です。「街灯から街灯まで、光が途切れず続いているか」が重要です。我孫子市内でも、古い住宅街では電球が暗かったり、設置間隔がまばらだったりする場所が残っています。
□ ② 夜間の「人通り」
我孫子駅や天王台駅から歩いてみて、夜8時、10時の時点で、自分以外にも歩いている人(仕事帰りの人、塾帰りの学生など)がいますか? 人の目があることは、最大の犯罪抑止力です。
□ ③「光の目印」の有無(コンビニ・スーパー・飲食店)
帰り道に、24時間営業のコンビニエンスストアや、夜遅くまで営業しているスーパー(イトーヨーカドー、ベルク、マミーマートなど)、明るい飲食店はありますか?
これらは、夜道を照らす「灯台」であり、万が一の際の「避難場所」にもなります。
□ ④「死角」の多さ
- 高いブロック塀や、生い茂った植木
- 暗い月極駐車場や、コインパーキング
- 夜間真っ暗になる公園や、学校の敷地
- 人一人が隠れられるような「細い路地」こういった「死角」が多いルートは、防犯上、避けて通るべきです。我孫子の古い住宅街には、こうした場所が点在しているため、注意深い確認が必要です。
□ ⑤ 交番・警察署の場所
我孫子駅の南口・北口には交番があります。また、市役所の近くには我孫子警察署があります。
通勤・通学ルートにこれらの「警察の目」が入っているか、または近くにあるかは、非常に大きな安心材料となります。
学生生活では、サークルやアルバイトで帰宅が夜遅く(22時~24時)になることも珍しくありません。
その時間帯に、この「夜道チェックリスト」をクリアできる立地を選ぶことが、我孫子で安全に暮らすための必須条件です。
第5章:【建物編】家賃と妥協点。「防犯設備」の見極め方
「夜道」の安全をクリアしたら、次にチェックするのは「建物そのもの」の防犯設備です。
我孫子の学生向け物件の家賃相場(4万円~6万円台)を考慮した上で、「何を優先し、何を妥協するか」のリアルな判断基準を、晃南土地からご提案します。
優先度【高】:親御さんのためにも「必須」のライン
この2つは、家賃が多少上がっても確保することを強く推奨します。
1. 「2階以上」の部屋
空き巣や忍び込みの約半数は、窓からの侵入です。
物理的に侵入が容易な「1階」は、防犯上、最も避けるべき選択肢です。
特に女性の学生の場合、洗濯物を盗まれたり、のぞきの被害に遭ったりするリスクが格段に高まります。我孫子の穏やかな住宅街であっても、このリスクはゼロではありません。
(※1階でも「シャッター雨戸」が完備されている場合は、リスクが軽減されます)
2. 「TVモニター付きインターホン」
来訪者の顔を映像で確認できる設備は、今や必須の防犯アイテムです。
声だけのインターホンでは、宅配業者を装った不審者や、強引な勧誘(新聞、宗教、その他セールス)を見分けることができません。
「顔が見える」安心感は、特に一人暮らしの学生にとって非常に重要です。録画機能が付いていれば、不在時の来訪者も確認できて万全です。
優先度【中】:家賃予算と相談。あれば最強のライン
予算に余裕があれば、次はこれらの設備を狙いましょう。
1. 「オートロック」
建物内への不法侵入を防ぐ、第一の関門です。
オートロックがあるだけで、セールスや不審者が玄関ドアの前まで来ることを防げます。我孫子の学生向け物件では、築年数が新しい(またはリノベーションされた)マンションに付いていることが多いです。
「オートロックがある=管理意識が高い物件」という一つの指標にもなります。
2. 「防犯カメラ」
エントランス、駐輪場、ゴミ捨て場などに設置されていると、「見られている」という意識が働き、犯罪の「抑止力」として絶大な効果を発揮します。
学生に多い「自転車盗難」や「郵便物の盗難」を防ぐ上でも非常に有効です。
優先度【低】:工夫次第で「自分で対策」できるライン
1. 「鍵の種類」(ディンプルキーなど)
ピッキング(特殊な工具で鍵を開ける)に強いとされる「ディンプルキー(表面に丸いくぼみがある鍵)」は理想ですが、必須ではありません。
旧来のギザギザした鍵でも、「ワンドア・ツーロック(鍵が2つ)」になっていれば、侵入に時間がかかるため、空き巣は嫌がります。
2. 「窓の補助錠・防犯フィルム」
2階以上であっても、雨どいや足場(エアコン室外機など)を伝って侵入されるケースもあります。
もし窓のクレセント錠(半円形の鍵)だけでは不安な場合、「補助錠」や「防犯フィルム」は、数千円程度でホームセンターやネットで購入し、自分で設置することも可能です。(※管理会社への確認は必要)
我孫子の物件探しにおける「防犯」の最適バランスは、
「駅徒歩10分圏内」で「夜道が安全」な立地を選び、
建物は「2階以上」と「TVモニターホン」を必須条件とする。
まずはここを死守し、予算が許せば「オートロック」付きの物件を探す、というのが最も現実的かつ効果的な戦略です。
晃南土地は我孫子の「中央学院大学」の指定不動産店です。
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弊社には、中央学院大学卒業生・我孫子出身/在住スタッフもいます!
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第6章:【行動提案】入居前に学生本人ができる「防犯シミュレーション」
安全な「立地」を選び、防犯設備が整った「建物」を決めた。
これで安心…と、契約書にサインする前に、晃南土地から学生の皆さん(特に親御さん)に、ぜひ行ってほしい「行動提案」があります。
それが、**「防犯シミュレーション」**です。
これは、頭の中だけで「大丈夫そう」と考えるのではなく、実際に体を動かして「本当に大丈夫か」を最終確認するプロセスです。
1. 「終電」の時間をリアルに想定して歩いてみる
サークルやアルバイト、飲み会などで、学生生活の帰宅時間は想像以上に遅くなります。
我孫子駅(JR常磐線・成田線)や天王台駅(JR常磐線)の終電は何時か?
その1本前(例:23時台~24時台)に駅に着いたと仮定して、そこから物件まで歩いてみてください。
第4章で行った「夜の内見(19時~20時頃)」とは、街の様子が一変している可能性があります。
- 街灯はついているが、人通りが本当に「ゼロ」になっていないか?
- 酔っ払いや、素性の知れない人がたむろしている場所はないか?
- コンビニはまだ営業しているか?
この時間帯の夜道こそが、あなたが日常的に通る「最も危険な道」です。
このシミュレーションで「怖い」「不安だ」と感じたのであれば、その物件は防犯の観点から「NG」と判断する勇気も必要です。
2. 「鍵」の出し入れをシミュレーションする
これは非常に細かい点ですが、学生の防犯では決定的に重要です。
- シミュレーション:
- 駅からの夜道を歩き、物件のエントランス(または玄関ドア)の前に立つ。
- バッグやポケットから「鍵」を取り出す。
- 鍵穴に差し込み、解錠して家に入る。
チェックポイント:
- 鍵を取り出す場所は明るいか?エントランスの照明が暗かったり、玄関ドアの前の照明が人感センサーですぐ消えてしまったりしないか?
- 鍵を取り出すのに「何秒」かかるか?バッグの奥底を探らないと鍵が出てこないようでは、その「立ち止まっている時間」こそが不審者にとって最大のチャンスとなります。
行動提案:
鍵は「リール付きのキーホルダー」などで、バッグやベルトフープに繋ぎ、探さなくても片手で取り出せる工夫をしましょう。
玄関の前で立ち止まる時間は、文字通り1秒でも短くする。この意識が防犯の基本です。
3. 「ベランダ」と「窓」からの視線をシミュレーションする
これは、空き巣だけでなく「のぞき」対策です。
物件の「外」に出て、自分の部屋のベランダや窓が、周囲の建物や道路からどう見えているかを確認します。
- 死角からの視線:隣のアパートの「共用廊下」や「階段の踊り場」から、こちらのベランダが丸見えになっていませんか?
- 道路からの視線:2階以上でも、目の前の道路(特に坂道の上)から、部屋の中が見えてしまいませんか?
- 足場になるもの:エアコンの室外機、太い雨どい、隣の建物のフェンスなど、よじ登れそうな「足場」が窓の近くにないか?
行動提案:
レースのカーテンは「ミラーレースカーテン(日中、外から中が見えにくいタイプ)」を選びましょう。そして、夜は必ず「遮光カーテン」を閉め切ることを徹底してください。我孫子での快適な学生生活は、プライバシーの確保と表裏一体です。
第7章:【地域性】我孫子市のエリア別「防犯」特徴(晃南土地の見解)
我孫子市と一口に言っても、エリアごとに街の雰囲気や防犯上の特徴は異なります。
ここでは、学生のお部屋探しで特に人気のエリアについて、私たち晃南土地の「地域密着の視点」から特徴を解説します。
1. 我孫子駅 北口エリア(あびこ・並木・緑)
- 特徴:駅前はロータリーが整備され、交番もあります。イトーヨーカドーや飲食店があり、夜でも比較的明るいのが特徴。駅から少し離れると、区画整理された閑静な住宅街が広がります。
- 防犯上のポイント:「けやきプラザ」周辺は明るく人通りも多いですが、一本路地に入ると急に暗くなる場所もあります。大通り沿い(市役所通りなど)は街灯も多く安心感がありますが、住宅街の中は夜道の確認が必須です。坂道が少ない平坦なエリアが多いのは学生にとってメリットです。
2. 我孫子駅 南口エリア(本町・寿・我孫子)
- 特徴:古くからの商店街や飲食店が並び、活気があります。南口にも交番があります。手賀沼に下っていく地形で、坂道や細い路地が多いのが特徴です。
- 防犯上のポイント:駅周辺は明るいものの、住宅街は入り組んでいる場所が多く、夜道の「死角」が生まれやすいエリアとも言えます。物件までのルート(特に坂道)に街灯がしっかり整備されているか、人通りが途絶えないか、北口エリア以上に厳しくチェックする必要があります。
3. 天王台駅 エリア(天王台・柴崎台)
- 特徴:JR常磐線で我孫子の隣駅。我孫子駅ほどの商業規模はありませんが、スーパー(マミーマートなど)やコンビニ、飲食店は揃っており、生活に不便はありません。中央学院大学の学生が多く住むエリアの一つです。
- 防犯上のポイント:駅の北口・南口ともに、比較的早い時間から人通りが少なくなる傾向があります。その分、静かな環境ですが、学生(特に女性)は、駅距離を「徒歩5分~7分以内」に絞り、大通り沿いや、なるべく明るい道を通って帰れる物件を選ぶことを強くお勧めします。
4. 中央学院大学 周辺(東我孫子・湖北台)
- 特徴:大学への近さを最優先する学生向け。JR成田線の東我孫子駅(無人駅)周辺や、大学のスクールバスが発着する湖北駅周辺です。家賃相場は我孫子・天王台エリアより下がります。
- 防犯上のポイント:このエリアは、夜間の人通りや街灯の数が、駅前エリアと比べて格段に少なくなります。車社会が前提のエリアとも言え、アルバイト先も限られます。大学に近いメリットは大きいですが、アルバイトで帰りが遅くなる学生には、防犯面からあまりお勧めできません。選ぶ場合は、アパートの「建物設備(オートロック、防犯カメラ)」を重視すべきです。
第8章:【防犯グッズ】我孫子の学生が「自分で」できるプラスワン対策
安全な立地、安全な建物を選んだとしても、「最後の砦」はあなた自身の防犯意識です。
我孫子のホームセンターやネット通販で数千円も出せば揃えられる、「プラスワン」の防犯グッズをご紹介します。
1. 玄関:「1ドア2ロック」は自分で作れる
内見した物件の玄関の鍵が1つ(ワンドア・ワンロック)だった場合でも、諦める必要はありません。
- 「簡易補助錠(内鍵)」:工事不要で、ドアの内側(室内側)に後付けできる補助錠が多数販売されています。これを設置するだけで、外からのピッキングに対する時間稼ぎになり、在宅時の安心感も格段に上がります。
2. 窓:「侵入犯が最も嫌がる」対策
空き巣は「侵入に5分以上かかる」と約7割が諦めると言われています。
- 「窓用補助錠(サッシストッパー)」:クレセント錠(半円形の鍵)に加えて、これをサッシのレールに取り付けるだけで、窓が少ししか開かなくなり、侵入を物理的に防ぎます。2階以上でも、ベランダ側と、廊下側の小窓(風呂場やトイレ)にも設置するのが鉄則です。
- 「防犯アラーム(開閉・振動センサー)」:窓やドアが開けられたり、ガラスが割られたりする「振動」を感知すると、大音量(100dB程度)のブザーが鳴るものです。数個セットで安価に売られています。不審者に「ここはうるさい、面倒だ」と思わせることが最大の防犯です。
3. 個人情報:「自転車盗難」と「郵便物」
学生が被害に遭いやすい、この2つの対策です。
- 「自転車の鍵」(ツーロック):我孫子は自転車盗難が多い地域です。アパートの駐輪場でも、備え付けの鍵(リング錠)だけでなく、必ず**「U字ロック」や「ワイヤーロック」**で、車輪とフレーム、できれば駐輪場の柵などを繋ぐ「ツーロック」を徹底してください。
- 「郵便受けの鍵(ダイヤル錠)」:アパートの集合ポストが簡易なフタだけの場合、郵便物(特に個人情報が記載されたハガキや、クレジットカードの明細)が盗まれるリスクがあります。後付けできる「ダイヤル錠」で必ず施錠しましょう。
4. 護身用:「持ち歩く」防犯
- 「防犯ブザー」:定番ですが、学生(男女問わず)には必須です。暗い夜道で万が一のことがあった際、自分の位置を知らせ、相手を怯ませる最後の手段となります。バッグのすぐ取り出せる場所につけておきましょう。
これらのグッズは、家賃を月額1,000円上げるよりも、安価かつ即効性のある防犯対策となります。
第9章:【トラブル実例】学生が陥りやすい「防犯」の落とし穴
私たち晃南土地が我孫子で長年営業する中で、学生の皆さんから実際に聞いたトラブルや、陥りやすい「心の油断」の実例をご紹介します。
これを「他人事」ではなく「自分のこと」として読んでください。
落とし穴①:「ちょっとそこまで」の油断
- 実例:「近くのコンビニに行くだけだから、鍵をかけずに出て行った。わずか5分の間に部屋に侵入され、PCと財布を盗まれた」
- 対策:我孫子に限らず、**「ゴミ出しか、コンビニか」**というわずかな時間が、空き巣にとっては最大の狙い目です。家から1秒でも離れるなら、たとえ5階に住んでいても、必ず全ての窓と玄関の鍵をかける。これを「呼吸」と同じレベルで習慣化してください。
落とし穴②:「友達が来るから」の油断
- 実例:「友人(サークルの先輩)が遊びに来る予定だったので、玄関の鍵を開けたまま待っていた。目を離したすきに見知らぬ人が…」
- 対策:学生のアパートは人の出入りが多くなりがちです。来客がある場合は、必ず「TVモニター付きインターホン」で顔を確認してから解錠する。絶対に鍵を開けっ放しにしない。
落とし穴③:「私は男だから」の油断
- 実例:「防犯は女子学生の問題だと思っていた。1階の部屋に住み、夏場に窓を開けて寝ていたら、深夜に侵入され、スマホやゲーム機を盗まれた」
- 対策:防犯に性別は関係ありません。侵入犯の目的は「金品」です。男子学生の部屋は、PCやゲーム機、現金などが無造作に置かれていることが多く、むしろ「狙いやすい」と考える犯人もいます。我孫子でも、1階の窓を開けて寝る行為は「どうぞ入ってください」と言っているのと同じです。
落とし穴④:「合鍵」の管理ミス
- 実例:「サークルの仲間や恋人に、安易に合鍵を渡してしまった。関係が悪化した後、鍵を返してもらえず、ストーカー被害に発展した」
- 対策:合鍵は、親御さん以外には絶対に渡さない。これが鉄則です。学生時代の人間関係は流動的です。一時的な感情で、自分の「命の扉」の鍵を他人に預ける行為が、どれほど危険かを自覚してください。
防犯とは、「何かあったらどうしよう」と怯えることではありません。
「何も起きないように、正しい知識で、淡々と対策を続ける」ことです。
第10章:【親御さんへ】お子様を「防犯」から守るための約束
大切なお子様を我孫子へ送り出す親御さんへ。
お部屋探しは、親御さんにとって「防犯という砦」を築くための、最初で最後の重要な機会です。
ぜひ、お子様と以下の「約束」をしてください。
1. お部屋探しの「主導権」は親が持つ
学生本人は「新しさ」「広さ」「おしゃれさ」に目を奪われがちです。
しかし、親御さんは、ここまで解説してきた**「立地(夜道、街灯、駅距離)」「建物(2階以上、モニターホン、オートロック)」という防犯**の観点を、冷静な目でジャッジする「最後の砦」です。
予算の範囲内で、防犯性能について妥協のラインを決めるのは、親御さんの重要な役割です。
我孫子での物件選びで迷ったら、私たち晃南土地のスタッフに「親の視点で、防犯上どう思いますか?」と遠慮なく尋ねてください。
2. 「連絡ルール」を明確に決める
一人暮らしを始めると、親子の連絡は疎遠になりがちです。
しかし、万が一の際、すぐに異変に気づける体制を作っておくことが重要です。
- 「毎日1回、夜にLINEスタンプだけでも送る」
- 「既読がつかなかったら、電話をかける」
- 「それでも出なかったら、大学や大家さん(管理会社)に連絡する」
など、具体的な「安否確認ルール」を決めておきましょう。これは、学生本人を守るだけでなく、遠く離れた親御さんの「安心」のためにも不可欠です。
3. 「管理会社(大家さん)」の連絡先を共有する
契約が完了したら、物件の「管理会社」(晃南土地が管理する物件も多数あります)や大家さんの連絡先、そして「火災保険」の証券番号などを、親御さんも手元に控えておきましょう。
鍵の紛失、水漏れ、近隣トラブル、そして万が一の安否確認の際、親御さんからも直接コンタクトが取れる状態にしておくことが重要です。
我孫子は、学生が自立して成長するのに最適な街です。
その成長を陰から支える「安全基地」を、お部屋探しを通じて一緒に作っていきましょう。
第11章:まとめ:我孫子の「防犯」は、立地バランスの見極めから
我孫子で学生が安全に暮らすための「お部屋探し」について、防犯という視点から徹底的に解説してきました。
重要なポイントを最後にもう一度整理します。
- 我孫子は治安が良いが、学生を狙う犯罪(空き巣・自転車盗難)は確実に存在する。
- 防犯の最重要課題は「建物」より「立地」。
- 内見は「昼」と「夜」の2回。特に「夜道」の街灯・人通り・死角を厳しくチェックする。
- 駅距離は「徒歩10分」を軸に、家賃と夜道の安全性のバランスを見極める。
- 建物は「2階以上」「TVモニター付きインターホン」を必須条件とする。
- 予算が許せば「オートロック」「防犯カメラ」付きを狙う。
- 入居後も「鍵の管理」「窓の補助錠」など、自分でできる防犯対策を徹底する。
学生の一人暮らしのお部屋探しは、多くの方にとって「人生で初めての大きな決断」の一つです。
「家賃が安いから」「新しいから」という理由だけで決めてしまい、入居後に「夜道が怖くてアルバ”イトの時間を減らした」「不審者がうろついていて不安だ」となっては、充実した学生生活は送れません。
私たち晃南土地は、千葉県我孫子市に根ざす不動産のプロフェッショナルとして、この街の光(住みやすさ)も、影(防犯上の注意点)も知り尽くしています。
「学生向けの物件で、一番防犯がしっかりしたところは?」
「我孫子駅から徒歩10分で、夜道が明るい物件リストが欲しい」
「女性の一人暮らしなので、親として安心できる立地を提案してほしい」
あなたの不安を、ぜひ私たちにぶつけてください。
家賃や間取りの希望はもちろん、何よりも「安全・安心」を最優先にしたお部屋探しを、晃南土地が責任を持ってサポートいたします。
我孫子でのキャンパスライフが最高のものになるよう、その土台作りからお手伝いさせてください。
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