*

私たちの街創りby Abiko A-life

2021年03月30日

あびこ暮らし / VOL.001 北風貴圭・智美さん

& &

《新・シリーズスタート》【あびこ暮らし】

 

我孫子に暮らす人たちの素の声、物語をお届けする【あびこ暮らし】。我孫子に暮らす方の声が、何にも勝さる、街の真の姿。ありのままの我孫子を、街の声をご紹介していきます。

 


 

あびこ暮らし / VOL.001 北風貴圭・智美さん

 

「二人目が生まれる前に静かなところに引っ越したい。」

 

都内にお住まいだった北風貴圭・智美さま。保育園事情と自然環境を条件に、新たな生活拠点をお探しになっていたご夫婦が我孫子に行き着くまで、そして住み替えをして新たな「故郷」となった我孫子はご家族にとって一体どのようなものなのか、新居にお邪魔してご夫婦にインタビューさせていただきました。我孫子愛のキャッチボールで心がホクホクしてしまう、何とも嬉しいインタビューとなりました。

 

早いもので保育園に通うお子様も4月から1歳児と4歳児クラスとのこと。毎日都内にお勤めにゆき、我孫子でのびのび家族の時間を大切に育まれている北風ご夫婦のリアルトーク。我孫子が大好きな方も、我孫子に興味津々な方も、どうぞお楽しみください!

 

<note>※取材&撮影は2019年年末に実施いたしました。新型コロナウイルスにより街創りダイヤリーを一時的に休止していたため、掲載延長としていましたインタビューです。

 


 

 

 

晃南土地(以下K):

今日は貴重なお時間ありがとうございます!我孫子を見つけていただいたエピソードなど今日は色々聞かせてください!まず初めにここぞとばかりに(笑)。私たち晃南土地はどのように見つけていただけたかお伺いしていいですか?

 

北風さん:

晃南土地はGoogleで検索して見つけました。「我孫子」「土地」「不動産」で検索して。

Googleの口コミを見ていい評価だった事、コメントに親しみを感じたのでお問い合わせしました。売買部の山口さんにご担当いただき、2018年2月に我孫子に引っ越してきました。

 

K:

我孫子にいらっしゃる前はどちらにお住まいでしたか?引っ越すきっかけは?

 

北風さん:

蒲田に住んでいました。夫婦でずっと「静かなところに引っ越したいなー」と思っていたんです。上の子が保育園に入っていたのですが、蒲田で保育園の転園は絶対に難しいと思っていたので、保育園に入れる可能性があるところでまず調べるしかなくて…。

 

静かな環境で待機児童がないところをいろいろ調べて行ったのですが、神奈川などどこもダメで。それでこの辺だと柏、我孫子が上がってきたので、待機児童数の状況などをネットで調べて。

 

でも待機児童数も本当の状況と異なる内容が掲載されていることも多いと聞いていたので、しっかり市役所の方にも確認を取ったら、我孫子市は本当に待機児童ゼロだったので、「あー、ここならどうかなー。」という流れで、我孫子が移住先の候補の1つに上がってきました。

 

※我孫子市役所「あびこで子育て」リンク・・・click!

 

 

K:

では、土地にゆかりがある訳ではなかったのですね。

 

北風さん:

そうですね、保育園事情と自然や生活環境というところで、ですね。

 

情報を収集して、候補を何個か立てて。で、たまたま、この家を建てたメーカーさんとは異なるメーカーさんに我孫子に連れて行ってもらったんです。土地をみる、ということで。そこで、初めて我孫子の街を見て。「おー、この街、凄くいいね…」「素敵!」って夫婦でなって。

 

つくし野を見て、確か1890万くらいの土地でした。あなたたちの予算でもここなら家を建てられますよって。静かでとっても良いところだなー、と思いました。あと、大田区が排気ガスなどの匂いが結構キツイのですが、ここは臭くなくっていいねー、って。(笑)

大田区では道路沿いに住んでいて、排気ガスの匂いが結構強くて、夜中まで車の音がうるさかったので…。

 

K:

太田区のご自宅から長女のお姉ちゃんは保育園に通われていたんですよね?

 

<写真>自粛中の「おうちde居酒屋!?」可愛い店員さん役かな?取材の時より、もうすっかりお姉ちゃん!4月から4歳児クラス!

 

北風さん:

はい、保育園に預けていました!「二人目を考える前に引っ越したいね!」ってずっと夫婦で言っていたんです子供が二人だと、より一層転園は都内では難しいだろうな、という思いもあり。

 

K:

そうですよね…、厳しい現実ですよね。ところで、ご出身はお二人とも東京ですか?

 

北風さん:

違うんです!お仕事の理由で蒲田に住んでいました。

私は和歌山で(手を挙げて、ご主人)、私は熊本(手を挙げて、奥様)です。

 

 

K:

では我孫子は、ふるさとの環境に似ていましたか

 

北風さん:

あ、はい!そうなんです!それは凄く感じましたね!

あ、熊本より都会でした(笑)!

 

K:

我孫子は幼少を過ごした場所と似たものを感じられる街であったのでしょうか?

 

北風さん:

そうですね!子供が生まれて子育てをするようになって、自分が子供の頃に良かった事を思い出すようになりますよねー。「この子が大人になって思い出す子供の頃って、どんなものがいいんだろうなー」など。働いているだけの時の住む場所の選択肢とは、また全然違ってきますよね。

 

<写真>キラキラしたお目目。自然豊かなあびこの街で過ごす毎日はどのように映ってるのかな。

 

K:

お勤めはどちらまで行かれていますか?以前と変わらずですか?

 

北風さん:

(ご主人)!私は銀座まで。北千住乗り換えで日比谷線です。door to doorで1時間ちょっとかな。思ったより楽かな!

 

(奥様)私は新川崎です。今産休に入ったのでまた産休明けに都内方面で勤務になると思います。

 

 

K:

我孫子で保育園への転園は、すぐ簡単にできましたか?

 

北風さん:

はい!問題なくすぐ!

 

4月の申し込みをして、まず枠をおえてもらい。3月に引っ越したかったので途中入園もダメ元で希望を出したら、途中入園も大丈夫だったので願ったり叶ったりで!

 

K:

よかったですね!!!保育園の希望は出しましたか?

 

北風さん:

いえ、1歳児クラスで空きを見て入れそうなところに申し込みました!

 

1歳児クラスで、しかも途中入園にもかかわらず、ストレスフリーで入れて本当によかったです!!!子供の預け先が決まらないと動けないので。

 

K:

引っ越すにも働いているご家庭ですと、まず子供の預け先が決まらないと動けないので、そこを決めるのが一番ストレスになりますよね。

 

北風さん:

本当にそうなんです。保育園に入れなかったら延長保育もできなくなるので、それ前提でローンも組むから「終わるな…」っと思って、ずっとハラハラしてました。

 

 

K:

引っ越しをされて実際にお子さまを我孫子で育てはじめて、「我孫子にきてよかったな!」と日常に思う瞬間はありますか?

 

北風さん:

散歩ができる、手賀沼がある、あけぼの山がある。

兎に角周りに自然がすごく沢山あるじゃないですか。ほんといいですよね…!

 

 

北風さん:

あと、例えばイトーヨーカドーとかにお買い物に子供と行っても、子供が沢山いるので安心して手を離せる。この安心感がいいです。

 

街に座るところも沢山あるので、休憩に困らないです。子供を連れていけるイベントが多いのも嬉しいです!

 

 

K:

お子様を連れていけるイベントなど街の情報はどこから見つけてきますか。

 

北風さん:

我孫子市の「広報あびこ」*、保育園からもらう「あびこネット」*などから見つけています。農業体験もずっとやってみたかったので「お芋掘り」「栗拾い」「いちご狩り」今年やりました!栗拾いなかなかできないので嬉しかったです!手賀沼で開催しているイベントなど、何かしら開催しているイベント情報を知ると足を運んでいます。

 

*広報あびこ・・・click

*あびこネット・・・click

 

 

 

 

晃南土地の開催したイベント(*NEIGHBORSHIP/2019.10.27開催)、あのスペインのイベントも家に届く市の広報誌(広報あびこ)で知りました!

 

※【NEIGHBORSHIP】・・・晃南土地のシティ・プロモーション事業、Abiko A-lifeが【NEIGHBORSHIP】2019年10月に主催したイベント。我孫子の市民がこよなく愛する手賀沼公園一体をお借りした開催しました。

 

【Abiko A-life】・・・晃南土地のシティ・プロモーション事業

 

我孫子に引っ越ししてきて出産をしたのですが、助産師さんが出産後に自宅に様子を見に訪問してくださる*じゃないですか?その時に子育てに役立つ情報が載っているこんなものがありますよ、電話をすると毎月家に届くようにしてくれますよ、など色々教えてくださったので、それで知りました!

 

*「我孫子市:新生児・産婦訪問」

我孫子市では、母子保健法に基づき、生まれてくるお子様のすこやかな成長とお母様の健康のため、赤ちゃんのいるすべての家庭に助産師や保健師等による訪問(新生児訪問)を実施しています。新生児訪問では、育児、体重の伸びや予防接種の受け方など母子の健康に関する相談や、市内の子育て情報を提供しています。click

 

私たちは出産があり、たまたま助産師さんに教えていただけたので街の情報を得る手段を知りましたが、街に詳しくない人が我孫子に引っ越してきたタイミングで、「ここを見れば街のいろんな情報が全部確認できますよ。」という案内があると助かると思います。「ここに行けば街の素敵な情報が色々教えてもらえますよ。」と言うような、1箇所で自分たちが欲しいような情報を集めることができるようなところがあるといいなと思います。

 

K:

病院などの生活面ではどうですか?

 

北風さん:

あびこ小児科など日曜日もやっている小児科が市内にあるので助かります。

 

K:

逆に困ったことはありますか?

 

北風さん:

病児保育が…。大田区で働いていた時は、自宅から通勤途中の3駅ほど行ったところにあり、つくとすぐに先生が診察を少ししてくれてそのまま預けられたのですが、我孫子は手続きなどが大変そうで…。病児保育は、計画的にではなくて急にいそぎで利用を要するものなので、手続きなどの負担がないといいなとは思います。

 

小学校にあがる時の事も考えて、学童事情なども調べました

 

K:

小学校は学童もありますが、あびっこという仕組みもありますので我孫子は小学校以降もなかなか手厚いと思います。学童も隣の柏ですと高学年での利用が難しくなってきますが、我孫子ですと6年生まで利用可能です。「あびっこ」は年間登録料が1000円なのですが、1000円で登録して1年間利用ができます。対象は我孫子に住んでいる全小学生で、冬の11.12.1月だけ16時半でそれ以外は17時まで利用できます。小学校の全敷地が「あびっこ」の対象施設とされているので、放課後、閉室まで子供たちをそのまま小学校の敷地内でスタッフや地域のボランティアの方々が見てくださるので安心できます。学童が月額8千円(夏季休暇のみ1万2千円)で19時までで、延長はプラス料金でお迎えまで見てくださるのですが、勤務先の雇用条件や勤務時間、給与のことを見ながら、学童にするかあびっこでいくか決めているご家庭も多いですね。1、2年生の間だけ学童利用にして、子供が少し大きくなってお留守番ができるようになってくると「あびっこ」にして費用を抑える、なんて方もいらっしゃいます。お勤めをしているお母さんが多いので、放課後の子供の預け先として学童やあびっこを利用しているご家庭が多いので、子供たちも家に帰るより学童などに行った方が、校庭で思いっきり友達と放課後に学校で遊べたりするので、低学年のうちは子供達の方から「学童に行きたい!」って言うことも多いです。小学校に上がった時の、子供達の預け先探しのストレスがないのも我孫子はすごく良いです。お母さんたちの「小一の壁や小四の壁」がないのも本当に嬉しいですよね。

 

 

 

K:

お買い物などで気がつかれた、我孫子の良いところありますか?

 

北風さん:

車移動がメインなのですが、イトーヨーカドーなど屋内駐車場があるので、使いやすいと思います。小さい子供がいる人には特に。また都内と比べて、駐車場に困ることがないのも嬉しいです。

 

駅のホームのエレベーターなどは今後もっと改善されていくといいな、と思います。家を探していた時によくベビーカーで東京から我孫子に通っていたのですが、あの階段、あの最後の難関に「はぁー…(ため息)」って、なってました。ベビーカーで荷物を持って階段の登り下りは本当に大変ですから…。

 

K:

家を探しはじめてどれくらいでここを決めましたか?

 

北風さん:

探し始めてから3、4ヶ月くらいでここを決めました!

最初に土地を見るのに我孫子に連れてきてもらい、それで凄く我孫子を気に入って。その後に柏の不動産会社にも行って、他もないか聞き、南柏や柏も案内してもらいましたが柏はちょっと住む気になれず…。南柏もイマイチピンとこず。やっぱり我孫子がいいな、と!

 

 

 

K:

我孫子が良いなと思った理由は、街の雰囲気以外にもありましたか?

 

北風さん:

南柏などと価格などはあまり差はなかったのですが、とにかく我孫子駅を降りた瞬間の雰囲気が本当にとてもよかったので。広くて。あの何もなかった感がよかった!あ、あるんですけどね、(笑)。駅降りて繁華街や商業施設ではなく、人の住む場所って言うのがよかったです!

 

 

天王台駅周辺も見ました。静かなのですが、感覚の話ですけどまた自分たちのイメージと少し違うのかな、と…。感覚的に我孫子駅周辺が本当にちょうど良くて!我孫子駅が良いな!となりました。

 

余談ですけど、我孫子駅前で一度だけ「キャバクラ」ありますよー、って声をかけられたことがあって。「え?! キャバクラ?!我孫子に?」ってものすごく驚いたことがあります(笑)。我孫子駅は、街の中心の駅にもかかわらず、繁華街や商店街のイメージとかけ離れている「イイ、何もない」感が漂ってますよね。ホッとします。

 

 

K:

これから住んでいくにあたり、我孫子がこうなって欲しいな…と、もしリクエストができるとするならば、どんなことをお願いしたいですか?

 

北風さん:

お酒を夫婦で楽しめるような素敵なイベントなどもあったらいいなと思ったりもしますが、すごく満たされているので特には。子供と一緒に入れるお店をGoogleで検索してよく行っていますが、都内に比べると子供と食事に行けるお店が多いので嬉しいです!

 

奥さん:

強いて言うなら、あとは仕事があれば、我孫子で働きたいと思っていますが…。

通勤時間も結構かかるので、近ければいいな…。と言う思いがあります。子供との時間を大切にしたいなと思いますので。我孫子が大好きなので、全部ここで満たせるといいなと言う思いも出てきています。転職サイトやマイナビ、ハローワークを覗いてみたりしていますが…。

 

ご主人:

でも、今都内に勤務しているのですが、帰ってくる楽しみもあります!駅を降りた時にスイッチが切れるようなほっとする感覚です。駅を降りると「すごく安心」するんです。「はぁ〜、そう、ここ、これ!」って感じです。

 

船戸の森のような手付かずの感じのままで、我孫子の自然環境を保全し続けて欲しいです。

 

K:

我孫子は本当に自然豊かで自然と共存する楽しみがあります。ブルーベリー農園も沢山あり何種類ものブルーベリーの収穫を楽しみながら、自宅に帰り例えばジャムを作る、など、そういった時間を楽しめる体験や、谷津ミュージアムなどで動植物の多様性を楽しめる豊かな自然環境も残っています。蝶やトンボなどの虫も他ではみられないくらい種類が見られますよ!7月になると蛍も楽しめるんですが、何とも幻想的で…。子供たちも大人も感動できる、素晴らしい自然体験が日常にあります。幸せな事で、当たり前ではない贅沢ですよね。

 

 

北風さん:

本当ですね!うーん…。今本当に我孫子で満たさせていますので、

リクエスト、思いつかないなー。

 

我孫子に1つ言えるなら、ずっと何も変わって欲しくないです!ずっと今のままの我孫子でいて欲しい!

 

これが一番の希望かな!

 

 

K:

色々お話を聞かせていただき、ありがとうございます!北風さん家族のような素敵な方が我孫子に気がついてくれて、移住してきてくださり、喜んでくださるのが本当に嬉しいです。またいつでも、どんなことでもお声掛けください!

 


 

《追加:プチ・インタビュー》

新型コロナウイルスによる自粛が続き、掲載を延期としていた為、北風ご夫婦にコロナになってから感じた「あびこ暮らし」についても少しだけ伺いました。

 

K:

新型コロナウイルスが流行し、自粛など厳しい状況が続いていますが、我孫子に引越ししていて良かったと思うことはありましたか?

 

北風さん:

公園1つとっても人混みがないのが一番です。都内に住んでいたら、公園ですらもっとビクビク神経をつかってたと思います。

 

K:

智美様はお勤めに復帰されましたか?以前同様に都内へお勤めに行かれてますか?在宅勤務ですか?お勤めに戻られて見えてきた、我孫子での子育てや生活の魅力を教えてください。

 

北風さん:

以前の勤務先は新川崎、現在は大手町です。毎日通勤しています。我孫子駅で降車した瞬間、ほっとします「ホームにかえってきたな…」と。仕事で気を使う分、休日は我孫子でのんびり過ごしたいと思ってます。コロナ関係なく、引っ越してきてから、休日はほぼ都内に出たことがありません。買い物は柏で完結しますし、茨城方面にも博物館だったり植物園だったりと、子供が喜ぶ施設が周りに沢山あって困りません。

 

K:

おー、あびこ完結!これこそまさに【マイクロツーリズム】ですね!手前味噌ですが、我孫子、本当に素敵ですよね(笑)!素敵なお話、本当にありがとうございます!

 

 


 

聞き手:中澤洋一(晃南土地代表取締役)

編集:大坪祐三子